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駅 STATION (1981)

監督
降旗康男
  • みたいムービー 91
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4.05 / 評価:296件

これより上はない。

孤独とか、堪え忍ぶ男を描いていて、根底に悲しみが流れている。
このテーマの映画で勝てるのってタクシードライバーくらいかなと思うけど、日本人特有の情緒だったりを加味してしまうとこちらに軍配が上がる。
あまりに濃厚な人間ドラマなので観終わった後、登場人物一人ひとりの人生に思いを巡らせてしまう。

古旗康男監督は、映画を撮るにあたって、一貫して、人生に負けた人を主人公にしている。
成り上がって成功していく話は撮らない。
映画は困難に打ちのめされ、それでも生きていく人の為にある、と貫き通したその美学は、最近撮られた 追憶という映画でも遺憾無く発揮されている。

主人公が暗いとか、説明不足とか批判されても、僕からしたらそれが最大の魅力なのだ。

映画の中に説明のない余白があるほど、あそこの場面はこういう事だったのかと、深く物語に思いを馳せる事ができるし、なにより本当の人生を垣間見ているような気になる。

主人公は容赦なく襲ってくる悲劇に、泣き崩れる事もなければ、誰かにあたる事もない。
だけど、その背中は誰にも理解できない悲しみをたたえている。

この映画で特にお気に入りのシーンが、銀行強盗が立てこもる現場に、ラーメン屋に扮した主人公が潜入する場面で、あの緊張感は凄い。一気に惹き付けられる。

悲しみを抱えながら生きる主人公の生き様に慰められ、励まされる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
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