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駅 STATION (1981)

監督
降旗康男
  • みたいムービー 96
  • みたログ 764

4.02 / 評価:305件

ムードはあるけど

  • kin***** さん
  • 2019年7月27日 9時47分
  • 閲覧数 1167
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

雪の北海道に健さん、さらに倍賞千恵子と八代亜紀の舟歌。これだけあればもうそれで映画になる、という作品。キャスティングは豪華だし、年代記のように10年にも渡る話だしと、大作感はたっぷり。撮影は木村大作だし(一応シャレです)。

 それにしても、室田日出男の逃亡犯を桐子が匿っていた、という因縁話はいくらなんでも作りすぎでしょう。白けました。オリンピックの射撃選手(その後コーチ)という設定が生きているとは思えず、円谷幸吉の遺書を朗読する神経って大丈夫? 円谷氏のドキュメンタリーじゃないんだから。

 トップシーンのいしだあゆみはとても印象的ですが、結局ストーリーには何も絡んできません。まあ一応、帰郷した健さんが電話をするシーンはありますが、あゆみさんは声すらなく、背景は観客が勝手に想像せい、と投げ出してあります。せめてヒントくらいは欲しかったです。
 烏丸せつこのちょっと低脳な女の子は良かったですが、お兄ちゃん根津甚八の扱いはもう少しなんとかならなかったんでしょうか。獄中の根津から手紙が来たり、お墓のフラッシュバックが入る意味が分かりません。赤いスカートの連続殺人鬼に同情しろと言っても、薄幸の妹が赤いスカート履いてるだけじゃ、とても同情はできないでしょ。芝居が裏になってるのであまり目立ちませんが、この殺人鬼の扱いは作者の見識を疑います。

 と、色々分からないことを説明するのはゲスで、ムードを味わえばいいのでしょうが、ここまでいくと、倉本聰以下スタッフの自己陶酔としか思えません。どうだい健さんも俺たちもカッコいいだろ、みたいな。
 まあ確かに、健さんと倍賞千恵子が小料理屋のカウンターに並び、舟歌が流れれば見とれちゃいますけど。小料理屋シーンに星三つ。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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