すっかり・・・その気で!
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)


  • いつも風

    2.0

    すっかりその気で・・・たけし初主演!

    日本映画界で異才を放つ北野たけし初主演映画。 お笑いブームだった81年12月に東宝系で公開された。 同時上映は、トシちゃんこと田原俊彦主演の「グッドラックLOVE」。 当時ツービートの毒舌漫才が大好きだったので、年末の慌しい中、家の大掃除を抜け出して観にいった。 劇場は、日劇の中にあった丸の内東宝。 観客は女の子だらけ。 勿論、お目当てはトシちゃん。 当時たのきん人気も凄かったから。 いくら漫才ブームとはいえ、売れ始めのお笑いタレント目当てに映画館へ足を運ぶ野郎達はそうはいない。 男性客は、ほんの一握り。 いや、お笑いに興味無い女の子は、まだビートたけしって誰か知らなかったかも知れない。 「あっ、男がいる。トシちゃんって男にも人気あるのね。スゴ~イ!!」 周りの女の子たちからそんな視線で見られているような気まずい気分で席に座った気がした。 「トシちゃんを観に来たんじゃねえぞ! たけしの映画を観に来たんだい!」 心でそう叫びながら、上映開始を待った。 どっちの映画を先に観たかは忘れたが、2本立てって疲れる。 面白くなければなおさらだ。 両方観終った後、とにかく疲れた。 楽しみにしていた、たけしの映画は残念ながら非常にくだらなかった。 漫才ではあんなに面白いのに、何故だ? たけしの持ち味である、毒気が抜かれていたからか。 面白いとトシちゃんがかすんでしまうので、テキトーに作ったのだろう。 すぐに忘れてしまうほど、どうでもいい内容だった。 記憶力には自信があるので、思い出してみよう。 え~と・・・・・・・・。 やっぱ、ダメだ。 すでに消去されている。 かろうじて思い出せる場面。 たけしがホテルでパンツ一丁になっている姿と、なべおさみが売れない映画監督だったか、脚本家だったか、たけしにからむシーン。 相手女優は烏丸せつこ。 それしか思い出せない。 けど、トシちゃんの映画は何故か覚えている。 コンセプトは“今までと一味違う大人のトシちゃん”だったか、兄の婚約者(真野響子)との切ない恋物語が描かれている。 以下、ネタばれ。 兄と言うのが婚約者を裏切る胡散くさい男で、弟であるトシちゃんに終盤でぶん殴られるんだ。 兄の婚約者はやがって、誠実で男らしいトシちゃんに惹かれていき、そして2人は結ばれる・・・ハズだったが、その彼女は結婚式直前、交通事故に遭い死んでしまう。 トシちゃんの歌う「グッドラックLOVE」が流れ、END。 まるで韓流ドラマだ。 いや、韓流ドラマのネタにされたかも知れない“純愛劇”だった。 ファンの女の子達はもうボロボロで、あちらこちらですすり泣く声が聞こえた。 ファンからすれば、バカバカしいたけしの映画観た後だから、なおさらトシちゃんがカッコよく見えたに違いない。 ジャーニーズと東宝の巧みな戦略に脱帽。 「たけしさん、映画撮りましょう。しかも、主演で」 「えっ、オレが主演?」 すっかりその気になって張り切ってみたものの、実はたのきんのダシに使われたって事でしょう。 「世界のキタノ」映画主演デビュー作は、なんともほろ苦い一作であった。

スタッフ・キャスト

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烏丸せつこ春日さち子
ビートたけし伊東たかし
植木等有田伝八
なべおさみ山川俊介
本田博太郎安村良平
江木俊夫毛利浩二
藤村有弘加茂和夫
塩沢とき丸目昌江
神田隆剛田万造
藤木悠西村
竜雷太石塚
今いくよ女子銀行員A
今くるよ女子銀行員B
西川のりお借金取りA
上方よしお借金取りB
ビートきよし銀行の守衛
多岐川裕美女性司会者
北原由紀女性歌手

基本情報


タイトル
すっかり・・・その気で!

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル