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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 (1982)

監督
山田洋次
  • みたいムービー 10
  • みたログ 309

4.05 / 評価:106件

ほし みっつ

男はつらいよ 映画版29作目

オープニングの主題歌の中間に寸劇を入れたり、ぽっと帰ってきてタコ社長との喧嘩がなかったり、ストーリーラインを大きく変化させた回である。

マドンナの寡黙で引っ込み思案の性格と意外と積極的な恋愛感情を見事に表現した映像は見事であったね。いしだあゆみの表情が抜群に良かった。
特に寅さんから下駄をもらったときの笑顔、東京で寅さんと会ったときの表情、マドンナの故郷での寅さんへ向ける表情。


今回はちょっと残念な展開。
前半は寅さんと陶芸家との出会い。マドンナとの出会い。マドンナの苦難。東京を離れたマドンナに会いに行く寅さん。

ここまでは良かったんですよ。マドンナの積極的な恋心。それにもっていく部屋飲みでの状況。子供が寝て、同居人が出かけて明日まで帰らない、寅さんににじり寄るマドンナ、マドンナの色気。
良い流れ。映像も上手い。
異常に反応し逃げる寅さん。

次の日の船着場での別れ。「もう会えないのね」と言うマドンナが逃げるように帰る寅さんを見て、この恋は無理だなと悟る。

マドンナがここまで迫るのは確かに異色の設定だった。
観ていて思った。
ああ、寅さんはマドンナには興味がないんだ。好きではないんだなと。


そして後半。

これからがいけない。東京に戻った寅さんが恋の病で寝込む。前半の雰囲気が壊れる。
ここからはベタな展開といえる。

今回は変えたなと思いきや、やっぱりいつものやらないと、になっちゃったようで残念。

さらにマドンナとのデートに、みつおを連れて行く暴挙。
まったく喋らない寅さんに幻滅するマドンナ。さらに自分には興味がないと悟り、予定を早めて故郷に帰る。
後味の悪い後半であったんだよね。


おいちゃんが、「寅さんに女性に対して積極性があるなら今頃は身を固めてるよ」と言った言葉が物語る。

それが寅さんだよ。と言えるが後味悪い。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 切ない
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