男と女のアクション映画
- shiba64 さん
- 2010年10月17日 5時43分
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- 総合評価
日本映画史に残る屈指のアクション映画。
派手な銃撃戦は出てこないし、劇的な格闘場面があるわけでもありませんが、これこそ日本を舞台にしてしか成立できないようなアクション映画です。
アメリカや香港のアクション映画も好きですが、日本映画にしか出来ないちゃんばら以外のアクション映画の傑作って、そんなに沢山無い気がしますが、数少ない傑作のひとつです。
傑作になってる理由のひとつに男と女のアクション映画にもなっているところがあると思います。
別に体を使って喧嘩しなくても恋愛には男と女の間で格闘する要素があるんじゃないでしょうか。
好きなのに、好きだから起きてしまう喧嘩というか格闘というか葛藤というか。
言葉でうまく表現できない男と女の格闘が、何気ない場面からもヒシヒシと伝わってきます。
監督の注文に役者さんたちが楽をせずに生き生きと応えてる映画でもあります。
アクションのうまい監督は女優の演出があんましうまくないケースが多い感じがありますが、工藤栄一監督はそんなことありません。
この映画のいしだあゆみさんは本当に素晴らしいです。
じゃないと男と女のアクション映画にはなってなかったでしょう。
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