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海峡

海峡

142

みなもとの清盛

3.0

昭和時代の生き方満載!

森繁さんの深い味わいあるキャラと演技に支えられて最後まで今でも観る事が出来ます。あと、吉永小百合さんがどうして今日まで、絶大な人気を誇る存在であるのかが理解できて来ますよ。天然の清純さと清楚さは、唯一無二のオーラが画面から伝わりました(^_^)v ストーリーは昭和時代の格好良いとされる生き方です。高倉健さんは、時代背景やキャラは様々ですが、大義と義理を背負って耐え忍び、苦しむヒーローを演じています。現代のグローバルな価値観や男女平等と雇用均等法以後に生きる人々には理解出来ない悲劇です。現代の女性からは、妻は完全な飯炊き女であり義父の介護者となってしまっている人生と、吉永小百合が演じる幸薄い耐え忍ぶ孤独な女性のライフスタイルはイライラすると思います(;_・) いかに日本が男尊女卑、女性差別の概念が隅々まで浸透していたかがストーリーから溢れています。主人公高倉健は、ストイックに寡黙に仕事に使命感を持ち、家庭を犠牲にして青函トンネル工事に人生を捧げます。昭和のオッサンがナルシストであり、ある種の任侠道を貫く生き方が美しいとされた時代背景が伝わって来ますよ?? 現代は自由と平等、多様性、LGDPを尊重する時代ですから、これらは負の産物となっています。日本が欧米を坂の上の雲として、猛烈サラリーマンとしてひたすらに汗をかいていた昭和を若者達に知って貰うためは絶好の作品ととらえました。

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