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東京裁判 (1983)

監督
小林正樹
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3.86 / 評価:94件

プロの法律家の仕事とは

  • kot***** さん
  • 2019年9月1日 22時24分
  • 閲覧数 346
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

教科書には東条英機の写真1枚しか載っていない東京裁判が、これほどまで重要な意味と歴史的な問題を含んでいるとは知らなかった。

映画は主に3つのパートに分かれていて、1、東京裁判の法廷の様子、2、裁判で訴追されている事件の記録映像、3、裁判が行われている時点の社会情勢が、裁判の進行に合わせて交互に映し出される。メインである法廷のやりとりは4時間半かけても断片的にならざるを得ないが、それでも重要なシーンであることは間違いない。

法廷の成立過程についてはもう少し詳しく知りたかったが、各被告に日本人の弁護人だけでなくアメリカ人の弁護人も選任されており、彼らが戦勝国の立場ではなく被告の立場、あるいは法律家としての立場から、おそらく当時として高いレベルの弁護活動を行ったことを初めて知った。また裁判所が、ある時は政治的思惑から公正さを欠く訴訟進行をしつつも、最後の判決では5名もの裁判官が、無罪意見を含む反対意見を述べていたことも驚きだった。

極めて特殊な軍事法廷という場で、それぞれの信念を貫き、法原則、国際法、個人に刑罰を与えるためのルールを守ろうとした法律家がいたことに感銘を受けた。

ナレーターが最初に語っていた「戦争責任と戦争犯罪は異なる」という言葉に全てが集約されていると思う。

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物語
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音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 知的
  • 絶望的
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