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東京裁判 (1983)

監督
小林正樹
  • みたいムービー 72
  • みたログ 178

4.07 / 評価:94件

人がすること

  • yomok さん
  • 2019年9月2日 22時51分
  • 閲覧数 408
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

反米左派的な映画ともいえますが
東京裁判は、日米の初めての共同作業であったように思えます。
この映画が描きたかったことは、
「東京裁判史観」といわれるような戦前、戦中の極悪非道な大日本帝国よりも
東京裁判から始まる「戦後」であったように思います。

日本を裁くという建前、「戦勝国」側の不一致と、
裁判における法的な正義の矛盾があり、それは政治的に免責させたい人がいて、道義的にも矛盾が生じていたこと。

それ自体は既知のことではあったけれども、その免責を成し遂げるための矛盾や苦悩をヒシヒシと感じられ、滑稽ですらありました。


A級戦犯たちが「場当たり的」で結果的に無能であったことを描きますが、戦後の歴史もやはり「場当たり的」で愚かな選択を繰り返してきたのではないか、と思います。「東京裁判」という劇場で、日本の愚かな政治家たちは責任をとる機会を得たことは幸福なことだったのかもしれません。(まあ、その後政治的思惑で責任を免除される人がたくさんいたけれども)

東京裁判の映像が意外と少なかったかなあ。もっと肉声が聞きたかったです。

でも、「罪状認否」でマイク係の人がメモを見ながら、走り回っていたり次がだれだかわからず困っているシーンがおかしかった。カメラマンも顔と名前が一致してないのでそのマイク係が頼りで被告人よりもマイク係が主役でした。

最初埋まっていた席が、裁判が進んでいくと空席は目立ってきたり、この人疲れてるんだとか、喉が渇いて水くれ、と指示されて用意している人がいたり、被告が尋問を終えて席に戻って緊張がゆるんでいたり、裁判も所詮は人がすることなのだった。政治的な意図なんかよりもずっと心に残ります。
政治的にあわないと感じられる人もそこは楽しめるんじゃないかなあ。

インド人には心配され
フィリピン人は激おこだったのね。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
  • コミカル
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