寒そう! 凍えそう! 私はうちがいい。
- 百兵映 さん
- 2016年1月9日 10時41分
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話題作ではあるようだが、立派な作品とは思えない。記録映画かといえばそうでもない。南極の昭和基地の現地ロケかというとそうでもない。樺太犬の話かと思いきや必ずしもそうではない。
南極観測の苦労話かというと、必ずしもそうではない。NHK教育テレビの自然・動物紀行を思わせるが、それとも違う。愛犬・動物愛護のキャンペーンでもない。じゃ何だ。
大自然が美しい。大きな画面で見るのがいい。高倉健さんの背中の演技がいい。ま、そんなところか。
(大自然 ―― 南極といいながら北極で撮ったらしい ―― が美しいというものの、こういう寒くて暗いところは、実際のところどうなのだろう。私なんぞは生きて行けない。私が生きているところは何の変哲もないところだが、青い海があり、緑の山があり、温もりの大地があり、春夏秋冬の色や香りの変化があり、食べ物はふんだんに獲れて、これほどに美しく豊かなところは他になかろうと思う。今更南極でも北極でもない。ここが一番美しい。そういうことを改めて気づかせてくれたという意味で、この映画は良作といえる。制作意図とは違うと思うけど。)
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