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南極物語 (1983)

監督
蔵原惟繕
  • みたいムービー 58
  • みたログ 1,588

3.57 / 評価:389件

素晴らしいけど、いいのか?これで

  • yuko_movie さん
  • 2009年2月22日 9時06分
  • 閲覧数 1233
  • 役立ち度 35
    • 総合評価
    • ★★★★★

南極の自然も北海道の自然も素晴らしい。

人間の判断ミスで、死ぬことになる犬13頭。
くさりに繋がれたまま、飢えと寒さで死ぬ、ということ。
これが自分だったら?
苦しい、苦しい、お話です。

残っていたのが人間だったら、助けに戻ったんじゃないの?
命の重さは一緒ではないんだなあ、と。
人の傲慢さを思い知らされる映画です。

ラストは2頭は生きてました、よかったね、ハッピーエンド、
みたいな終わり方をしますが、いいのか?それで

個人的には人間ドラマの部分は要らないです。
罪の意識にさいなまれ、自分を責め、苦悩する2人、
でも、この2人は悪くないよね?、こんなに自分を責めてるし。
いい人だよね?罪の意識にさいなまれてるし。
って感じの弁護っぽくて嫌です。

実話だから、実話どおりの映画にしなきゃいけなかったのかもしれないけど、
だったら、この2人の苦悩とかは映画には出さないで欲しかった。

それから一番、え?と思ったのは、
犬の役者?や他の動物に、こんな苦労?をさせてまで、
撮るべき映画なのか?ということ。

首輪を抜けるシーン、吹雪で雪まみれになり丸まっているシーン、
どうしても必要に迫られて、そういうことをするように追い込んだのでは?

足を引きずるシーンと死ぬシーンでは、麻酔使ったらしいですが、
犬は麻酔に承諾したんですか?と訊きたい。

氷の海で溺れて死ぬシーンでは、本当に氷の海に入れたんじゃないんですか?
それは犬は納得して、溺れる演技をしたんですか?と。

アザラシが襲われて抵抗するシーン、
犬は、襲っているフリしているんでしょうが、アザラシも演技?
アザラシは本気で恐怖を感じていたんじゃないんですか?

素人の女の子を騙して連れてきて恐怖を与え、
嫌がるシーンを撮影して、売る系のビデオに対するのと、
同じような嫌悪感を抱きました。

「動物が人間のせいで辛い目に会いました」っていう映画を撮るために、
動物を辛い目に遭わせていいのか?

もちろん、私は撮影で動物が辛い目にあったかどうか知りません。
ただ、この映画を見れば、動物の承諾なく、動物を辛い目に合わせたんじゃないか?
と思う人は、私1人ではないと思います。

もののけ姫に抜かれるまで、歴代1位だったとか。
「この動物の苦しむ映像で、儲かってよかったね、、、」みたいな、
後味の悪さがあります。

映画としては、よい出来だと思います。
同じストーリーをアニメでやっても、ここまでの感動は無いでしょうし。

ただ、あまりにも個人的に、怒りに近い感情を持ちました。
この映画を撮ったことに対して。

この矛盾が自分の中で消化不良を起こしてしまっています。
実写でなければ、犬達がここまでやらせなければ、確かにこの映画は無い。
実写で、犬達にここまでやらせたから、ここまでの映画になった、でも、、、
というジレンマで、気持ち悪くて今は、こんなふうにしか書けません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 恐怖
  • 切ない
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