ここから本文です

ふるさと (1983)

監督
神山征二郎
  • みたいムービー 27
  • みたログ 92

4.16 / 評価:73件

ふるさとは日本人の心のよりどころ

  • kaz******** さん
  • 2021年3月24日 9時43分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ダム建設で湖の底に沈んでいく岐阜県徳山村。10日前に妻を亡くした伝三は少しボケが来たようだ。朝の膳に妻の分が用意されてないと怒り出す。息子の伝六と嫁の花の寝屋に入ってきて、花に『われはどこのおなごじゃ。不義を働きおって』という始末。伝六はたまらず伝三が隠居するための離れを建て寝起きを別にする。そんな伝三に隣家の少年・千太郎は、『魔性の魚』アマゴ釣りを教えてくれと声をかける。アマゴ釣りをしている伝三は生き生きしていた。しかし、伝三が未熟の大根を引き抜いて岐阜の伝八の所へ持って行こうと家出したのがきっかけで、伝六は伝三を離れに閉じ込めてしまう。伝三は窓を壊して外にでるのだが、千太郎に請われて長者が渕にアマゴ釣りに出かける。先にアマゴを釣った千太郎が伝三に知らせに行くと・・・・・・・・。
 大規模なダム建設は、自然を破壊し人々の暮らしも取り上げ結びつきさえ奪ってしまう。村自体がなくなるので学校も廃校になる。前田吟演じる先生はそのことで生徒たちに議論をさせる。ある生徒は『大人になったらどうせ町に出るので仕方ない。ダムは工業用水や生活用水に使われる』という。でも、生徒たちは村を下りたらバラバラになる。村が離散しないようなやりかたがあるのではと思う。この先生は議論させることで生徒たちに考えさせる学習をしていて偉いと感じた。また、伝三が『木を切り倒して川が変わった』と嘆くが、自然破壊をじわっと批判している。
 伝三が隠居に寝泊まりさせられて『おらと婆が建てた家になぜ寝られないんだ』と怒った時、逆らわず『そうです。今日はここで寝てください』となだめる花役の樫山文江はとても素敵だった。
 ラスト、廃校式で最後に歌われたのはやはり小学唱歌『ふるさと』。山は青きふるさと、水は清きふるさとをずっとずっと守っていきたい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ