ふるさと
4.1

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(19件)


  • kun********

    2.0

    生者必滅会者定離

    こういったテーマと向き合うとき往々にして過去を懐かしみ哀愁や望郷に駆られてあの頃は良かったとなりがち まぁそのようなノスタルジックな感傷に浸る事自体を否定する気はないけど個人的にはあまりピンとこない 人が懐かしんで失われた過去を振り返るときその過去はそれ以前の過去の上に成りたっていたという当然の事実は顧みられることはない 人間の社会はそうやって歴史を紡いでいく必然の連続であるわけだからある人間がある時点を懐かしんで変わったことを憂うことの意味が個人的にはよくわかりません 時代は不可逆で常に流れるものでその理はまさに生者必滅会者定離 生ある者は必ず死に出会った者は必ず別れる そして形あるものをいずれ変容し失われる じゃによってこの手のテーマと相対したときに個人的には特段の感傷を感じることはないですね 本作品自体については特筆できるほどにみるべきところはあまりないですかね 制作年度を鑑みればこんなもんで全体的には退屈な部類ですね ちなみにこのド田舎にこの嫁はいないでしょ そういうとこリアリティを追求すべきじゃなかったですかね 尿瓶投げつけるのははちょっと笑った

  • kaz********

    4.0

    ふるさとは日本人の心のよりどころ

    ダム建設で湖の底に沈んでいく岐阜県徳山村。10日前に妻を亡くした伝三は少しボケが来たようだ。朝の膳に妻の分が用意されてないと怒り出す。息子の伝六と嫁の花の寝屋に入ってきて、花に『われはどこのおなごじゃ。不義を働きおって』という始末。伝六はたまらず伝三が隠居するための離れを建て寝起きを別にする。そんな伝三に隣家の少年・千太郎は、『魔性の魚』アマゴ釣りを教えてくれと声をかける。アマゴ釣りをしている伝三は生き生きしていた。しかし、伝三が未熟の大根を引き抜いて岐阜の伝八の所へ持って行こうと家出したのがきっかけで、伝六は伝三を離れに閉じ込めてしまう。伝三は窓を壊して外にでるのだが、千太郎に請われて長者が渕にアマゴ釣りに出かける。先にアマゴを釣った千太郎が伝三に知らせに行くと・・・・・・・・。  大規模なダム建設は、自然を破壊し人々の暮らしも取り上げ結びつきさえ奪ってしまう。村自体がなくなるので学校も廃校になる。前田吟演じる先生はそのことで生徒たちに議論をさせる。ある生徒は『大人になったらどうせ町に出るので仕方ない。ダムは工業用水や生活用水に使われる』という。でも、生徒たちは村を下りたらバラバラになる。村が離散しないようなやりかたがあるのではと思う。この先生は議論させることで生徒たちに考えさせる学習をしていて偉いと感じた。また、伝三が『木を切り倒して川が変わった』と嘆くが、自然破壊をじわっと批判している。  伝三が隠居に寝泊まりさせられて『おらと婆が建てた家になぜ寝られないんだ』と怒った時、逆らわず『そうです。今日はここで寝てください』となだめる花役の樫山文江はとても素敵だった。  ラスト、廃校式で最後に歌われたのはやはり小学唱歌『ふるさと』。山は青きふるさと、水は清きふるさとをずっとずっと守っていきたい。

  • oir********

    5.0

    ダムに沈む村と呆け行く老人の物語

    題材的には悲哀劇なんだけれど、呆け老人役の加藤嘉さんがあまりに素晴らしすぎて喜劇とさえ言えるような可笑しさが醸される。 真性の呆け老人かと思いきや子供と釣りをし始めてからはまともな意識を取り戻し、離れに住まわされることを根に持って怒りを爆発させたり、その二転三転ぶりにこちらも息子夫婦同様呆れたりしながらどこか憎めない。 本作は加藤嘉さんの存在感と演技なしには成立しえなかっただろうと、心から拍手を捧げたくなりましたよ。 ダムの底に沈む村の物語がすっかり加藤さんにくわれてしまったけれど、ラスト村人皆が集まって学校最期のお遊戯会はしんみりとした悲しさを味わわされる。 最初は実はドキュメンタリ-だとばかり思い込んでいたので、有名俳優による再現劇と言うよりは虚構劇に期待感はしぼんでしまった。しかし、ダムに沈む村と呆け行く老人の並行物語は、同様の経験がなくても田舎人であれば物哀しい郷愁を呼び覚ますには十分以上の出来栄えでした。 4.6の五つ星 加藤嘉さんとその亡き妻の若き日を、ウロトラマンタロウ篠田三郎さんと岡田奈々さんが演じていたのにオオッとなる。なるほど加藤嘉さんも若き日はあれほどシュッとしたイケメンだったんだなと大いに納得できましたよ。笑

  • pai********

    4.0

    ネタバレ裏側に見えるダム反対運動

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ピニョン

    4.0

    名バイプレイヤー、加藤嘉主演。

    名バイプレイヤー、加藤嘉主演です。オープニングから数分でこの映画の世界に引き込まれます。

  • tsu********

    3.0

    昭和の田舎が懐かしい

    アマゾンプライム無料鑑賞。 大学から東京に出てきた北陸出身の還暦前昭和のオヤジです。 今に続く日本の社会の問題を指摘する静かな社会派映画として見ました。 開発と自然保護のバランス、高齢化社会と親の介護、都市への集中と地方の疲弊、いろいろ読み筋を考えさせられます。 演技が過剰な部分もありますが、許容範囲でした。 田舎から出てきて、もう半世紀、故郷は遠くになりにけり、見ても損はない★★★

  • d_a********

    5.0

    名作だと思います

    自分が見たのはまだ小学校低学年の時に祖母に連れて行ってもらった映画館で見ました。 物語もよく人生で初めて映画を見て感動して泣いた覚えがあります。

  • waj********

    3.0

    いい役者さんが揃っているのに

    映像美は素晴らしいです!こんな風景の中に行ってみたいです。ボケ老人を相手にする疲労感もよく出ています。 でも、脚本や演出、もうちょっとなんとかならなかったのかなと思う箇所が多々あります。 役者さんたちは皆さん素晴らしいのです。 だけど、映像美と演技力に頼りすぎている感がこの作品にはあります。 加藤嘉さんの演技が凄く好きでDVDを購入して観た映画でしたが、どこか惜しい感じは否めません。 加藤嘉さんは、台詞なくとも感情を十分に表現出来る役者さんでした。 台本は、もっと言葉少なくても良いかもと思った箇所が多々あるのです。 少年は良かった。役者としては素人ながら、それゆえに自然な表情が良かったと思います。映像美は心に留めたいです。

  • kih********

    5.0

    老-老介護じゃなくて、老-幼(少)交流がいい

     認知症の描写(演技)がいい。実際にこうなのだ。周りの者は腹が立つのだ。親身になるほど情けなくもなり苛立ちも募る。それを、「優しく包むように接して」などとご高説を仰る方も多い。認知症をユーモラスに、あるいは可愛らしく表現しているハッピーな映画も少なくない。どれも、それはそれで正しいのだろう。しかし、多くの場合腹立たしい認知症が殆んどだ。放り出したい認知症が殆んどだ。  少年がいい。認知症といわずとも、老人には少年の相手がいい。大人があれこれ気を使い知恵を回して世話をするより、少年がナマのまま接するのが癒しになり精気の回復になり、老化の防止になるのだ。若返るのだ(幼齢化といえなくもないが、それでもいい)。  いい映画なのだが、惜しむらくは焦点がボケていることだ。   地域開発で『ふるさと』が埋没する悲哀。   老人の孤立、悲哀。   少年との交流の熱さ、希望。  焦点をどこに当てたら良かったのだろう。この際、死の場面の実写は要らないのではないか。代わって、釣りの場面、例えば:仕掛けを作る(老人には経験上の秘伝がある)、餌を着ける(老人は手が震えてこれが出来にくい)、たも網を手繰る(老人には両手のバランスが出来にくい)、焼いて食べる(老人の歯には難しい)、等々を教えられたり助けられたりして本当の交流が成立する。この地のこの人たちだけの交流が育まれる。それが生きるエネルギーになる。ここが『ふるさと』になる。そういうところをリアルに描写してはどうだったろうか。老人を知っている人、ふるさとを知っている人、経験のある人たちだったら、そういう描写ができると思うのだが……。

  • kon********

    5.0

    最高です

    何度観たかわかりません この映画を見て、何度、徳山に行ったことか でも、DVDがなかなか出ず・・ と思ったら、出ていたではありませんか! 早速購入しました

  • ydh********

    4.0

    日本を代表する名作です。

    過疎化してゆく地方と痴呆。 ダム工事という公共事業に風刺することなく、ただ 少年と老人の交流、自然と故郷の素晴らしさを描く。 後世に残したい名作ながら、著作権を持つ会社の問題で DVDがない。中古VHSも少なくて残念。 今日は、東日本大震災追悼日でしたね。 この映画は、自分が生まれ育った土地、 ふるさとの思い出をじんわりとそして優しく語りかけてくれます。 レンタル店で見かけたら、ぜひご覧になってください。 追伸 2014年にやっとDVDが発売されました。

  • John

    5.0

    今この時代に来て、

    この不景気・世知辛いこの今、 この作品に触れ改めて心の洗濯が出来ますね。 テーマメロディが頭から離れません。 嗚呼

  • tak********

    5.0

    名作です。

    ダムの下に沈み行く故郷の村で釣り好きのじいちゃんと孫の交流を描いた名作です。この作品でモスクワ映画祭主演男優賞を受賞した加藤嘉さんの一世一代の名演技に涙がこぼれます。DVDもなく忘れ去られた作品ですが是非多くの人にみてもらいたい一本です。

  • pin********

    5.0

    地味だが優れた、人間の交流を描いた作品。

    あの徳山ダムで有名になってしまった、徳山村を舞台にした映画。 地域の自主上映で、久しぶりに見ました。 最初に見たのはいつだったろう。 確か、封切りの時に、当時の下宿の大家さんに勧められたんじゃないかと思います。 当時、下宿の大家さんは、子どものための優良映画の鑑賞事業をしていましたから、地味だけどいい映画をたくさん紹介してくれました。 それから、この映画、揚水発電(注)のダム問題にかかわっている時に16mmフィルムを背負って村の中を巡回上映したことも思い出します。 会場によっては誰も来てくれなくて悲しかったもんです。 そりゃそうだ、村の有力者のほとんどがダム建設に賛成している中で反対派の映画上映会なんて誰も来てくれるわけがありませんよ。 そんなことも分からずに一生懸命上映会をしていた自分が可笑しいやら懐かしいやら…。 あれはまだ結婚する前だったなあ、たしか今の女房と歩き回ったもんです。 さて、この映画、久しぶりに見て、ダム問題というよりも、老人と子どもの交流の映画として素直に感動してみることが出来ました。 最初に見たときは、随分と古臭い映画だなと思ったものだし、ダム反対運動をしていた時は、ダム問題の視点からしか見られなかったのですが、歳をとると、純粋な人間の交流の物語としてみることが出来ました。 加藤嘉演ずるところの老人が孫と釣りを通して交流し、ボケかけた記憶に人間の尊厳を取り戻します。 老人が孫に伝えたことは、「お前を愛している」ということと、釣りの技術だけでした。 自然が大切だの、ダムは問題だのと説教臭いことは何も言いません。 老人の最期のシーンには涙しました。 うちの高校生の息子も「素晴らしい」と言っていました。 だからこそ、非人間的な手法で進められるダム建設に怒りを覚え、優れた環境啓発映画ともなっているのでしょう。 この作品、監督の話ではモスクワ映画祭で加藤嘉の主演男優賞だけでなく、作品賞もほぼ決まっていたとのこと、それが、当時のソビエト体制の「革命的な映画に賞を」という意向から作品賞を逃したとか。 ちょっと残念ですね。 樹木希林の若いのにびっくりしました。 注)揚水発電というのは原子力発電による夜間の余剰電力によって、下部ダムの水を上部ダムに戻し、昼間のピーク時に発電するという、完全に原子力発電とセットの施設。 結局、経済情勢の悪化から電力需要は伸び悩み、原子力発電所と一体の揚水発電所の計画は頓挫。 僕たちは胸をなでおろしたわけだけど、ここにきて、原子力発電所の事故。 あの運動のおかげで、電力について多くのことを学んだし、原子力発電の問題が技術の問題より(もちろんそれもあるが)政治的な問題なのだということが良くわかりました。

  • T.Yoshida

    5.0

    何度観ても泣けます

    原作である元徳山村の小学校教師、平方浩介氏著『じいと山のコボたち』に、神山征二郎監督が80年代に始まった徳山ダム工事開始に伴う、村民の退去・移転の問題を加えたストーリーに仕上げた感動作です。主人公の痴呆症の老人役を演じた故加藤嘉さんの入魂の演技は様々な賞を受けましたが、少年役を演じた浅井晋君の演技も見事でした。当初は「松竹」から、その後「げんごろお」からビデオが販売されていましたが、残念ながら未だにDVD化されていないようです。これほどの名作を捨てておくのはもったいないと思いますが、まだまだ中古ビデオで入手できますから、観たことのない方は是非一度観て下さい。涙がボロボロこぼれ落ちますよ。

  • lar********

    5.0

    ふるさと

    共感します。dvdを購入したいです。どこで購入できますか?宜しくお願いします。

  • kaz********

    5.0

    日本映画最高傑作

    優しい映画でした。ラストの少年少女のふるさとは号泣でした。

  • yrs********

    5.0

    ネタバレじいさんと少年

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sm3********

    5.0

    すばらしい!

    自然と人間の根本的な調和に心を打たれる一作です。

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