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生きてはみたけれど 小津安二郎伝 (1983)

監督
井上和男
  • みたいムービー 11
  • みたログ 13

4.14 / 評価:7件

小津作品のガイドブック

  • fna******** さん
  • 2007年6月18日 10時35分
  • 閲覧数 536
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

小津安二郎の人生と彼の映画について、役者、スタッフからの
貴重なインタビューと、小津映画の名場面で構成されたドキュメンタリー。

小津映画というと簡単に手にして観ることに、なぜか抵抗があった。
「東京物語」ですら全部を通して観れなかった。

最近では20代前半の人でも、平気で小津映画について語る人がいるが、
私が20代前半の頃なら、小津映画のスピードについていけなかったのを
覚えている。要するにテンポが遅く感じられたのだ。しかも、映画の
内容も父と娘や、年老いていく老夫婦の話が多いから、20代で観ても
さっぱりチンプンカンプンだった。

でも、自分で映画を製作するようになってからは、古典的名作を
片っ端から観るようになり、その中で小津映画も少しづつ観るように
なった。

小津映画で一番好きなシーンがある。
それは「秋刀魚の味」でのバーのシーンだ。
軍艦マーチをかけて、元海兵隊の男2人と、バーのママが
音楽に合わせて敬礼をするシーンである。
このシーンを観た時、大変に驚いた。
特にバーのママ役の岸さんがニッコリ笑顔で敬礼をしつつ
顔を横にリズミカルに振っているシーンは、スゴイと感じた。
このようなシーンは簡単には作り出されるものではないからだ。

さて、この小津安二郎のドキュメンタリーは、これから小津映画を
観ようとする人におススメである。

個人的には、小津安二郎の演出に見え隠れするリアリズムの
テクニックは、現実の再現以上にリアリティーがあるように
思えた。

是非!ご覧ください。

詳細評価

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音楽

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