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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (1984)

Urusei Yatsura - Beautiful Dreamer

監督
押井守
  • みたいムービー 85
  • みたログ 1,143

3.71 / 評価:527件

観客の存在

  • sek***** さん
  • 2018年11月23日 20時53分
  • 閲覧数 1892
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

壮大な夢オチ、それだけを捉えてしまえばじつに簡単な構造の内容だろう。人智を超えた存在「夢邪鬼」がラムに都合のよい楽園のような夢の世界を見せ、その夢から抜け出し現実に戻るまでがこの映画となっている。

そしてこの都合のよい世界は「るーみっくわーるど」を意味する。現在にも横行する日常系漫画やアニメと同様に、登場キャラクターの半径数メートルしか描写せず、また成長を止め青春時代のみをひたすら繰り返し連載を続けるスタイル。この映画の作り手は「そんなものは甘ったるい夢で、現実の時間は常に流動的だ」と真っ向から否定した。

しかしこの批判、観客(読者)の存在を無視したものではないか。作り手の否定する甘い夢、つまりは創作物。この範囲で幾ら作り手がキャラクターの成長を止めようと、この時間には必ず終わりが来る。そして観客は強制的に現実に戻る。そんな構造を持つ映画(漫画)に、わざわざ水を差すように「現実に戻れ」などと夢を否定するのはいかがなものか。どうにも説教臭さが残る、溜飲の下がらない結末だ。この余韻が作り手の意図した現実の世界だというなら仕方ないかもしれんが。

詳細評価

物語
配役
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