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すかんぴんウォーク

iga********

5.0

なぜか印象に残る

1984年7/1鑑賞。同時上映は安田成美主演『青春共和国』、青田浩子と坂上忍主演『月の夜・星の朝』の三本立て。中学生当時赤川次郎の小説、青春共和国を読んで映画を見たくなり映画館へ。二本見終わって疲れてへとへとのあとこの映画を鑑賞。まさに「ついでに」といった感じ。中学生当時正直つまらなかった。意味もわからない。しかし見終わった後からじわじわと来た。いろいろと考えさせられる所があった。「ああなっちゃおしまいだぜ」とか。  いろいろと印象に残る場面があった。田中邦衛のところで郷愁を誘うようなイメージ画像が次々と映し出されるシーン、裕二がエレベーターを降りたシーン、高層ビルの窓を振り返ると額縁の裕二がにやりとしてすぐに真顔に戻るシーン、ラストのモノクロのシーン。ラストはモノクロでピンクの文字がエンドロールになって「真夜中のストレンジャー」(モニカのB面)が流れる。この曲がまさに映画の内容にぴったりだ。  貝塚吉夫のライブパフォーマンスもかっこいい。曲に合わせて言うセリフのタイミングも絶妙だ。「待ってたぜ裕二・・・」「お前らちょっと待ってろ」「タバコはやめとけ、シンガーだろ?」  とにかくストーリーではなくイメージ画像で深く印象に残った作品だ。中身のないアイドル映画ではなく“印象派”ともいうべき作品。吉川晃司というアイドル目当ての女子中高生からは全く評価されなかったのでは?とも思うが現在50を超えたおっさんが中学時代に見た映画を鮮明に心に残っている作品。高く評価したい。

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