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(1985)

監督
五社英雄
  • みたいムービー 51
  • みたログ 196

3.46 / 評価:57件

あらすじでは分からない邦画の良さ

  • ame_yachi さん
  • 2013年1月9日 18時51分
  • 閲覧数 6354
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

一人の女性が身勝手な夫に振り回され、ひたすら耐える話。

…と聞いて、この映画に興味を持つ人は少ないだろう。某サイトの「あらすじ全文」でストーリーを読んでもいかにも重くて古臭く、レンタルなどで食指が動くタイプの作品ではないと思う。

しかしこの映画の良さはストーリーでは語れない部分にある。ヤマモモが実る初夏の高知の清々しさ、細帯を締めて働く女性たちの躍動感、大正の活気に満ちた市場や劇場など、宮尾登美子の世界を瑞々しく紡ぎ出す映像の数々が素晴らしい。

十朱幸代演じる喜和は清楚で観音様のような慈愛に満ち、それでいて零れるばかりの色気は他の女優を圧倒する。汚れ稼業といえど身ひとつで成功した岩伍の自負、そんな夫に対し譲れない一線に拘る喜和。決して憎み合っているわけではないのにすれ違う2人が切ない。(しかし「こんな素晴らしい女性は他にいない」と言われる妻を持つって、男にとってはなかなか辛いことかもしれないですね…)

五社3部作『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『櫂』ではこちらを最高作とする人も多いようです。確かにその評価も納得の出来映え。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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