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ドレミファ娘の血は騒ぐ

man********

3.0

銃を持って歌う少女の美しさ

「恥ずかしいことを隠すことで、新たな恥ずかしさを得る」 主人公が言うように東京の学生は恥知らずでSEXも着替えも観客の前にさらけ出してしまう、つまり隠してないんですね、先生も。 また「なぜ、なぜ」と言っても無限に続くだけと先生は言います。 この映画は本当にたくさん“何故”と言いたいことが出ていきます。しかし、登場人物も物語も何も解決しないまま別の何故な行動を展開していきます。 だから、この映画は「何故?」と思って見てはいけません。答えなんてないですし、そうゆうものは無意味だからです。 だから、突然歌いだしても気にしてはいけません。 何故歌っているのか?を気にするのではなく、ただ歌い、奏で続けているその洞口依子を見つめ続ければいいんです。 そうすえばわかります。彼女がとっても美しく躍動していることに。 伊丹十三が出ているのは、ゴダールの映画におけるサミュエルフラーとかラングのようなことなんでしょうね。 ラストシーンといい、本当にゴダール色に染まっていて、清節がまだ見られないのが残念ですが。 シネフィルらしい処女作なので、これはこれで貴重な作品だと思います

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