ドレミファ娘の血は騒ぐ
80分
sei********
4.0点
洞口依子氏はたしか私とそれほど歳は変わらないと思うが、彼女は童顔でスレンダーな体型なのでもっと幼く見える。 理屈抜きで作品の雰囲気を楽しんだ。ロケーションは多摩美大と聞いているが、これは公開当時の私が通っていた大阪の有名私立藝大に酷似していたからだ。作風も、私たちが趣味で制作していた8ミリ映画のノリにそっくりだった。だから親近感から観ていた。 そんな映画に伊丹氏や洞口氏はよく出演したものだと感心する。能力のある監督や俳優は、ときには馬鹿馬鹿しい映画や意味不明の映画を楽しむものなのだろう。 噂話だが、演技力に定評のある俳優たちは特撮モノに出たがっているという。俳優としてのキャラが崩れるので事務所が反対して出られないという話が業界の裏話としてまことしやに流れている。世界に冠たる映画超大国であるアメリカでは、あの最低監督のエド=ウッド氏のファンや信奉者がいるという。 良い悪いは別に映画づくりを楽しむ映画がもっと世に出る事が映画業界の活性化になると私は信じている。
閲覧数973