ここから本文です

野蛮人のように (1985)

監督
川島透
  • みたいムービー 10
  • みたログ 157

3.42 / 評価:38件

薬師丸ひろ子が奏でるファンタジーな世界!

  • hoshi595 さん
  • 2009年9月4日 0時33分
  • 閲覧数 1686
  • 役立ち度 15
    • 総合評価
    • ★★★★★

童顔で身長155センチの体では少女にしか見えない
薬師丸ひろ子が20歳になったばかりのスランプぎみ
の作家役を等身大で演じている。

「野性の証明」のヒロイン役で映画デビューした彼女
だが、何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出す異色
の女優で、大ヒットとなった「セーラー服と機関銃」
から主題歌も歌っているが、アイドル女優が人気に
あやかって歌っているのとは違い、歌唱力もぴか一で
驚かされる。

物語は、ふとした事からチンピラと知り合い暴力団から
追われる羽目になるのだが、そんな筋書きは彼女の映画
では大した意味を持たない。

それは、薬師丸ひろ子の放つ強烈なイメージが透明すぎて
観る者の心がピュアーになるからで、彼女の一挙一動が
愛らしく微笑ましくなるからに違いない。

本作品でも、チンピラ役の柴田恭平を相手に堂々たる
演技を披露しているが、あれは演技ではなく本人そのもの
ではないかと思わせるほど自然である。

しかし、前年の夏木静子の同名小説を映画化した「Wの悲劇」
を観ればわかるように、天性のコミカルな演技力だけでない
何かを感じる。

相手役の柴田恭平は「あぶない刑事」シリーズで知られるが、
最近でもNHKのTVドラマ「ハゲタカ」で渋い演技を披露し
健在ぶりを見せている。

共演では、ニヒルな役が似合い悪役が多い名優清水鉱治が、
ヤクザ役を好演しているが、ここでは血なまぐさいヤクザ映画
ではないので、恐さよりもピエロ役に近い存在で笑わせてくれる。

監督は「竜二」の川島透。

今や、「ALWAYS 三丁目の夕日」で知られる薬師丸ひろ子だが
本作品でも7枚目のシングルとなる主題歌”ステキな恋の忘れ方”
を歌っている。

お酒もたばこも似合わない、純真なイメージの薬師丸ひろ子が
大人ぶっている姿は滑稽で、天然記念物のように貴重な存在が
新鮮な、正にファンタジーの世界で、今観ても不思議な魅力が
一杯の映画に仕上がっている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 勇敢
  • 知的
  • かわいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ