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雪の断章 -情熱-

afl********

3.0

ネタバレやや無茶な感じも…物語は理解できました。

役者がどうのとか、物語がどうのという前に、当時の日本におけるカメラ技術の限界…を感じる作品と思われました。 ただし、海外映画はというと、もっと無難にこなしているので、単にスタッフの技量の問題のようにも思います。辛口ですが、重要なシーンが手振れ満載なのはちょっと演出だったと言い訳しても、少しひどいように思いました。 話が分かりづらい部分があります。 特に事件が起こるシーンは決まって端折られていて、何が起こったのか、しばらくわからないままセリフを聞くことになり、視聴者はのセリフが頭に入りません。 ですので、これは完全に演出ミスです。 見ている側に判断してもらおうという前に情報量が少なすぎて、理解できません。 一方であしながおじさんを想像させるカットがいくつかあります。 また、雨のシーンで2人だけと思いきや、他にもぞろぞろ誰かがいる…!(笑) のようなシーンもありました。 主人公がの空想物としての表現だったり、何か?を和らげる表現と思われますが、時代を考えてももう少しマイルドにならなかったのかなと思います。 ラストで犯人が分かるわけですが、それまでも手口や現場の状況が話に出てきますが、肝心のシーンがないので、視聴者が完全に置いてきぼりですね。 推理をしたりすることが重要ではないにしても、消化不良な話が全体的に多く、犯人の動機に至っては、別の音声をかぶせてさえぎってしまうので、ストレスがたまります。 冒頭の1カットで幼少時代を追っかけていますが、これは面白いと思います。 若干、舞台の演劇を見るかのような雰囲気もありますが、あえてそういうものだと感じます。ただ、やはり情報量が少ないので、冒頭にもう少し時代背景が盛り込まれるべきかなという気持ちにもなりました。 残念のはカメラがものすごいブレるので、このあたりをどうにか頑張ってほしいと思いました。が、当時としてはかなり頑張られたのだろうという感じは伝わってきます。なんといってもフィルム撮影ですから。 1カット撮影が非常に多く、せっかくセリフを言っている人物が背中だったり、歌を歌っている斉藤由貴さんのお顔が障害物で隠れてしまっていたり、ピントが甘かったり、重要なシーンをレールを組まずにハンディ撮影しているシーンがあったり、結構見づらいシーンがありました。きっと流れるように撮影したかったのかな…と、監督のやりたい事と、時代が合わなかった…かもしれません。 撮影された時代を考えれば、仕方ない部分は多くあります。 監督がもしも平成後期で、この作品を制作されたのであれば、間違いなく素晴らしいものになっていたと思われます。

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