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君は裸足の神を見たか

いつも風

4.0

君は裸の洞口依子を見たか

86年春、劇場公開作。 故今村昌平監督主宰の横浜放送映画学院(現、日本映画学校)が創立10周年を記念してATGと提携し制作した映画です。 監督は同学院出身の金秀吉(キム・スギル)。 学院在学中の18才の時、在日少女と日本の高校生との恋愛模様を描いた『潤の街』で、脚本界の芥川賞と言われる「城戸賞」を最年少で受賞し、その後21才で、東陽一監督『湾岸道路』の脚本で映画デビューした、今村門下の期待のホープ。 この映画では、劇場映画としては戦後最も若い23才での監督デビューとなった。 公開時、有楽町駅近くの【有楽シネマ】(現・シネカノン有楽町2丁目館)で観たと思う(記憶が定かでないが、多分ここ)。 20年以上も前なので、内容は多少ぼやけてしまったが、でもわりと覚えている。 舞台は、秋田の角館。 そこで暮らす2人の高校生の友情と恋を描いた甘酸っぱくも悲しい青春ストーリー。 若い監督のデビュー作としては、かなりしっかりと作られていた。 いや、初監督作と言っても、巨匠今村昌平監督総指揮だったので、当然でしょう。 同学院演劇科を卒業したばかりの出川哲郎も、主人公の同級生役で出演している。 長めのパーマをかけ、ルックスも悪くない普通の若手俳優に見えた。 “抱かれたくない男NO1”のオーラは、特に感じなかった。 でも、主人公に憎まれ口を叩き、川に投げ飛ばされるところに、憎まれキャラとしての将来性が見えた。 そして、キュートな洞口依子が石橋保に服を脱がされ、全裸になったシーンは、特に鮮明に覚えている。 大きく、綺麗なオッパイでした。 デビュー作の『ドレミファ娘の血は騒ぐ』のレビューで、貧乳、ペチャパイって書いてあったけど、いやいや、違う。 ここでは、けっこうボインでしたよ。 それは、断言できる(頭に残像が焼き付いている)。 物語の肝心な場面はあまり思い出せないのに、どうでもいい場面は何故か覚えている。 心にグッとくる場面って、何年経っても忘れないものかも知れない。 この映画、“清純”と“小悪魔”の二面性を見せる少女を演じた洞口依子がとても良かった。 そして、ラストに見せる一瞬の笑顔が忘れられない。 「私は元気よ、あなたも元気でね」 あぁ~青春って、痛過ぎる! そんな映画でした。 何故、DVD化されないのかなぁ? バカバカしい『ドレミファ娘の血は騒ぐ』があるというのに・・・。 それよりずっと、いい映画ですよ。 それも、断言できる!

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