キネマの天地
あらすじ・解説
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作品レビュー(39件)
- e51********
4.0点
ネタバレ寅さんファミリーに支えられた作品
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kaz********
4.0点
サイレント映画の時代、映画館の売り子をしていた小春は、映画監督に声をかけられ撮影所に行く。演技も何も知らない小春は初日に失敗し撮影所に行くのをやめた。その小春を迎えに来たのが若い助監督の島田だった。誠実な島田に励まされ再び撮影所に通い始めた小春は周囲の人の援助で成長していく。島田は、監督の小倉に言われてツルゲーネフを素にした『浮草』の脚本を書きあげる。その映画の主演を予定していた川島澄江が失踪。代役が小春に回ってくるが、恋人の愛を本心を隠して断わるシーンが演じられない。落ち込んだ小春に父の喜八は・・・・・・・。 映画館の売り子からスターにのしあがる女優のサクセスストーリーだが、涙なくして見られない素晴らしい感動作だ。山田洋二ワールドならぬ『男はつらいよ』一家の勢ぞろいで楽しめる。なんと小春の父親・喜八役を渥美清が、隣家のおば役を倍賞千恵子が演じている。もうそれだけでうきうきする。 ラスト近く、恋人を好きながら結婚を断わるシーンで監督からOKをもらえず泣き出す小春に、旅役者だった喜八は亡くなった母との結婚のいきさつを語って聞かせる。撮り直しのシーンは監督の意図に反したものになったが、監督は「あほう。」と言って満足する。親子の絆に刺激を受けた小春の渾身の演技が成功を収めた瞬間だ。このシーンは好きだなあ。涙が次から次に溢れてきた。 ああ、映画っていいものだな。
- p40********
5.0点
この映画を製作した約10年後には、松竹大船撮影所も衰退し 鎌倉シネマワールドのしっぱい(3年で閉鎖)その後大船撮影所 あとに鎌倉女子大が入る、中井貴一は大船撮影所前にあった飲食店の 娘さんが母親、何かと松竹には縁が深い、蒲田アプリコ前には 映画に使われた松竹橋のレプリカがそのまま展示されている 田中こはるは、(田中絹代)松竹映画の歴史を忠実に再現している ロケ地は大船からさほど遠くない、横浜市金沢区能見台 30歳前後の人が見たら、かったるい(昔のテンポの遅い)映画と 思うのは、至極当然と思います、松竹映画の歴史を学習してから もう一度見ると、映画を見て情景が思い浮かべれば、違った感想 になるのではないか? JR京浜東北線の蒲田駅の発車のメロディーは 蒲田行進曲
- tas********
5.0点
さすが山田洋次監督の映画。 寅さんオンリーかと思ってたらしっかりした別の物語になってる。 小春のシンデレラストーリーに重きを置いていて、新人の有森也実の演技はまあ良しとして父喜八役の渥美清が本当に良かった。泣けた。 娘を思う喜八さんとクズ屋の兄さんとのやりとりは笑えたけど愛があった。
- fiv********
4.0点
この作品は、ライバル会社東映出身の深作欣二監督によって同じ松竹蒲田撮影所を舞台にした「蒲田行進曲」が大ヒットしてしまった無念を晴らすべく、松竹大船撮影所50周年記念に松竹映画関係者によってもう一度蒲田撮影所を舞台にした作品を作る運びになったらしい。 当時松竹映画の看板作品「男はつらいよ」を手掛ける山田洋次監督にメガフォンを撮らせてキャストも寅さんとさくらを起用すると言う入れ込みよう。 しかも、テーマ曲には蒲田行進曲を採用して松竹の意地の一本で「蒲田行進曲」に肩を並べるくらいの名作に仕上がっている。 またこの作品の最初の主人公は、藤谷美和子さんだったが途中降板して新人の有森也実さんが大抜擢された事で映画のストーリーとかぶり話題になった。 色々な思いや話題がいっぱい詰まったこの作品をまだ観てない人には是非観て欲しい。
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