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海と毒薬

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海と毒薬
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

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予告編・動画

作品レビュー(27件)

不気味22.2%恐怖18.1%絶望的18.1%悲しい12.5%知的9.7%

  • kaz********

    4.0

    海に毒薬を少々こぼしても大勢に影響なしと言いたいのか

    医学に携わる者の使命と倫理観について深く考えさせられる作品である。原作は事実に基づいて書かれたということで医療を受ける側を震撼させる物語である。 昭和20年5月、太平洋戦争で敗色濃い九州F市の大病院に研究生・勝呂と戸田は勤務していた。医学部長選挙を前に第一外科と第二外科が張り合っていた。橋本教授率いる第一外科は、選挙を前に点数を稼ごうと前部長ゆかりの夫人の手術を行うが失敗し死なせてしまう。手術に立ち合ったスタッフは隠蔽工作を行い死亡時間をずらす。勝呂はこうした教授たちの姿に「医学とは何か」と悩むが、戸田は「病院で死ぬか、そうでなければ空襲で死ぬ」と死に無感情の姿勢だった。空襲の激しくなったある日、柴田教授に呼ばれアメリカ兵捕虜の生体解剖に参加するよう要請された二人は・・・・・・・。 戦後の軍事裁判の聴取で動機について訊かれた勝呂は「軍の命令は絶対的で断われなかった」と弁明。看護師の上田は「医師の指示に従い患者を安楽死させようとした時、橋本教授の夫人ヒルダに神を恐れないのかと言われ憎かった」と答える。「神を恐れない行為は橋本もやっているじゃないか」といいたげな理屈だ。戸田は「死に対して憐憫や同情の感情はなかった」と言い、調査官に「良心が麻痺していたのか」と問われると、「麻痺していたのではない」と答える。 勝呂が『おばはん』の死後、『おばはん』に執着したのは「たった一つ死なせまいとした患者」ということに気づいたと言うが、勝呂はそういう人間性を持った医師に相応しい性格だったと思う。 捕虜の生体解剖について、戸田の言う「こんな時代のこんな時代の医学部にいたら誰でも同じ」という言葉が空しい。

  • kin********

    5.0

    ネタバレ映画の社会性

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sou********

    4.0

    恐ろしい話だよね…

    遠藤周作の原作を読んだ時の衝撃が蘇った。 正直、小説の方がよりヤバいレベルに踏み込んである。映像的に難しい…というか、遠慮とか配慮の問題でしょうね。 医学部の権力争いと、戦時中の混乱、人命の尊さが軽んじられた時代に起きた、悍ましい戦争犯罪を描く。 奥田瑛二が扮する医学生の立場も、渡辺謙が扮するインターン(?)の立場も、完全に同意出来なくとも自己の深層心理に彼らと同じ感情が見え隠れしてしまう。 この時代、この医学部にいた偶然が成せた行為とするセリフこそが、人間の持つ本質の一部のように思える。 断れたのか?その権力に対し…。この自問自答は、実社会に於いても重要な問いかけだと思う。これは、戦争犯罪だけの話じゃないと思う。 あえて、モノクロで撮影した演出もハマっている。 キャスティングでは、岸田今日子がスパイスを効かせる。居るだけなのに存在感!この手の映画には最も必要なバイプレイヤーだ!

  • nonpoti

    3.0

    見てて息が詰まる

    最初から最後まで暗くどんよりジメ〜〜ッとしていた映画でした。もっと期待していたんだけど…。なんか、ただただ暗かっただけの様な気がします。最初の手術の失敗を家族に隠して隠蔽したのを見て、実際あったらどうしようと恐ろしくなりました。医者はどれだけの権力があるんだー!我々と同じ人間じゃないか。と感じました。 映画は一人で見たいから一人で見たけど、途中から愛犬を側に置いて見ました。 悲惨すぎて……

  • よる

    4.0

    原作に比べると軽いが。

    遠藤周作の原作が大好きです。 何度読んでも刺さるというか、苦しい気持ちになる。 映画ではなかなか勝呂の心の葛藤や苦しみを描き切るのは難しいだろうし、 戸田のどぎつい上昇志向のようなものも描くには時間が無いと思う。 そもそもたった2時間に収めるのは難しい話なんだけど、何とかしようという工夫は感じられそれなりに面白く見られました。 あと、これは完全に個人的な感覚ですが、小説を読んでる時に頭に描いていた勝呂のビジュアルが、 映画見たら奥田瑛二がまんまだったのでそれは感動しました。 それだけで星4つ付けてますw 渡辺謙はちょっと戸田には爽やかすぎかなぁ。

スタッフ・キャスト

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奥田瑛二勝呂研究生
渡辺謙戸田研究生
岡田真澄ハットリ調査官
成田三樹夫柴田助教授
西田健浅井助手
神山繁権藤教授
岸田今日子大場看護婦長
根岸季衣上田看護婦
田村高廣橋本教授

受賞歴

ベルリン国際映画祭第37回

審査員特別賞・銀熊賞

基本情報


タイトル
海と毒薬

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-