BU・SU

95
BU・SU
3.9

/ 67

39%
33%
15%
6%
7%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(20件)

切ない21.3%かわいい19.1%泣ける10.6%不思議8.5%楽しい8.5%

  • bel********

    5.0

    女の子の成長物語

    もともとテレビコマーシャルを撮っていた 監督さんらしい映像だと思います。 繋ぎ方が美しくて上手い。 確かに古い時代を写しているが、 色褪せているわけではなく。 息づかいまで感じられて好印象です。 終盤の燃え盛る炎は印象的。 演じたのが八百屋お七だから あれは自然な流れかと。 そこからの母と語り合う笑顔が 彼女の成長を思わせいいラストかと。 エンドロールのモノクロ映像が 富田靖子さんの良さを引き出し。 主題歌を歌う原由子さんも高評価で。 最後まで満足できる作品でした。

  • tk

    5.0

    ネタバレ鏡のような青春映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • cek********

    4.0

    青春の昇華されなさ

    良かった。時代が変わってもこういう陰影のある青春映画がもっと作られなくっちゃならないと思う。 文化祭の「八百屋お七」には驚かされた。あれですね。あの痛み、あの昇華されない痛みを描いてこその青春映画なのですよ。 もっと若い時に観ておきたかった一編。ワタシが女の子だったら10点満点、生涯の一編になってたかもしれんな…ってなんだそれ(笑)。 おこさんおばさんが「わたしたちの青春時代は…」とノスタルジーに浸るだけの作品ではない。時代を超える普遍性、持っていると思いますよこの映画。悶々とする若い人がこの世に存在する限り。

  • 太郎太郎

    2.0

    古い。つまらない。

    1987年当時だったら感動したかもしれないが、30年後の2017年にこれを高校生が観たら9割以上がつまんない!と思うダロ!もう完全に時代遅れとゆーか古臭い!テーマの描き方もわざとらしいし、今となっては青春のシーラカンス映画と言える!つーか青春という語自体が死後になりつつあるんだよぉー!オジサンおばさんのノスタルジー感傷映画。今の同世代映画はもっとコミカルもっと軽い!

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    「私が八百屋お七を踊ります」

    80年代のアイドル映画の作品レビューを書き込むのは初めてかもしれない。今回取りあげる『BU・SU』は富田靖子が主演した青春映画の名作。1987年のキネマ旬報ベストテンで8位に選ばれた。本作で描かれた1980年代は、私もこの時代を生きたはずだが、街の風景やそこに生きる人々の息づかい・・・、今の時代に改めて観ると別の国のような驚きがある。そんなカルチャーショックも本作の魅力になっている。 なぜ本作を思い出したかというと、エンドロールで流れる原由子の名曲「あじさいのうた」が今の季節にピッタリだと思ったからだ。梅雨時に近所を散歩すると、庭木として植えられた様々なアジサイの花が目につく。アジサイの名所でもないのに、こんなにも多くの品種を見られるのか。ちょっと得をした気持ちが、歌に合わせて白黒で映される富田靖子の豊かな表情と重なったのだ。 監督の市川凖はもともとCMディレクターであり、「禁煙パイポ」や「タンスにゴン」などのヒット作が有名だ。本作が初めての劇場用映画で、望遠による撮影やストップモーションなど、CMを思わせる演出が随所に見られる。『BU・SU』とは刺激的なタイトルだが、その後に発表した作品は「会社物語」「東京兄妹」など固いものが多い。これはデビュー作ということでファーストインパクトを重視したのだろう。 高校3年生の主人公・麦子は、海沿いの田舎町でスナックを経営する母親(丘みつ子)と暮らしていた。父親の死をきっかけに性格が荒んで母との仲が悪化(父親役は品川徹のようだ。麦子の過去は断片的に挿入される映像で描かれるため、ハッキリしたことは分からない)。母親と別れ、東京の神楽坂で芸者をやっている叔母(大楠道代)のいる置屋に住み込む。 そこで鈴女(すずめ)という名前をもらい、芸者見習いとして修業しながら東京の高校に通うようになる。環境が変わっても他人に心を開かない性格は相変わらずで、必要最低限のことしか喋らず、ほとんど笑顔を見せない。しかし道端の雑草の名前を言い当てたり、母親が「八百屋お七」の人形振りを得意とした芸者だった過去が語られるなど、彼女の世界の一部も明らかになる。 高校では他人との関わりを拒否しているようで、転入時の自己紹介でもそっけなく挨拶するのみ(麦子を見つめるクラスメイトの視線が痛い)。チョッカイを出してきた男子生徒を水平チョップで反撃する始末。置屋ではうつむき加減であることを叔母に注意され、芸者を送り迎えする人力車の後ろを走るように命じられる。 そんな八方塞がりの彼女がどう変わっていくのが?これがストーリーの根幹である。和服の裾をたくし上げて、人力車を追って夜の街を疾走する麦子の姿は惨めとは思わない。何か新しいことが待っているかも知れない、ワクワク感を秘めたシーンである。 クラスメイトの桜子(広岡由里子)が、容姿をネタに大勢の生徒からイジメを受けている。「箱の中に気持ち悪い虫がいる。あなた開けてくれない?」と言われ、桜子が箱を開けると鏡が入っている(鏡に映った顔と目が合い、表情が歪む一瞬のシーンが胸に刺さる)。ドッと笑うイジメグループ。暴力や暴言が伴わない分、陰湿なやり方だ。 そこへ現れた麦子が「どうしてそんな事をするんだよ!」の啖呵とともに鏡を叩き割ってしまう。イジメグループに対する宣戦布告である。クラスの人気者であるボクシング部の津田(高嶋政宏)が「まあまあ、ジョークだよ」と割って入るが、麦子の隣に座っていた男子が「ジョークじゃねえよ。お前に何が分かるんだよ!」と叫んで津田に殴り掛かる。 この男子は麦子に惹かれていたらしく、クラスの女子からチヤホヤされている津田が、安易にイジメをジョークと言い換えるのが許せなかったのだろう。麦子VSイジメグループの戦いは男子生徒の代理戦争に変わり、女子生徒の悲鳴が飛び交う中、津田は傘で左腕を刺されて流血。加害者となった男子は停学になってしまう。この場面が本作のターニングポイントとなる。 麦子はクラスから文化祭の実行委員を押し付けられる。イジメに公然と抗議した事への報復的な意味合いもあったのだろう。桜子が協力を申し出て、夏祭りの日に絶望していた麦子の心に化学変化が起きる。「私が、八百屋お七を踊ります」とクラス会で宣言する麦子。「こいつ覚醒しちまったよ。自分はどうなんだ?」ハッとした顔でうつむくクラスメイトたちの気持ちを想像した。この時ばかりは、強くなった麦子よりも周囲の戸惑いのほうに共感してしまった。 文化祭から燃え盛るファイヤーストームに至るクライマックスは、結末が分かっていても目頭が熱くなる。舞台の場面で流れる「花の街」(團伊久麿作曲)の優しいメロディーがいつまでも心に残る。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
BU・SU

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-