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ルパン三世 風魔一族の陰謀

渡恵

1.0

ネタバレルパン三世に泥を塗った問題作

(一応)良い所 ・よく動く作画。カーチェイスシーンと戦闘シーンの躍動感が凄い。 ・桜や雪といった自然がとても良く描かれてる。 普通だった所 ・キャスト陣 違和感は凄いが、悪くない。 でも、山田康雄さん達には及ばない。 悪い所 ・違和感ありまくる効果音と安い音楽。 ルパンの世界観に合わない主題歌。 極めつけはルパンのテーマなし。 薄っぺらいストーリー。長編のくせに短すぎ。 洞窟に入ってからのテンポが悪く、無駄なシーンが多い。 近年のTVSPの方がマシに見える。 ・主人公(笑)のルパン お調子者感強すぎな上に軽すぎ。声も相まって、完全にチャラ男。 人様の宝(壺)をボールみたいに雑に扱う所にはイラッとした。 活躍シーンが非常に少ない上に、ワルサーP-38もほとんど使わないので非常に弱い。凄腕の泥棒感がない。 カリ城の時以上に義賊色が強すぎる。 ・次元の扱いの酷さ 銃を撃つシーンがなく、間抜けなシーンばかり描かれている。 せめて銃を撃たしてやれよ・・・ ・五右ェ門の結婚 嫁を貰うのならまだ納得いったけど、婿入りって何だよ!ご先祖様を尊敬してたんじゃなかったのか!?ご先祖様への裏切り行為だ!石川家を潰してまで結婚するな! ・不二子の存在 ライダースーツが複製人間の時とかに比べるとめちゃくちゃダサいデザイン。 裏切り無しなのは良かったけど、お色気シーンなし。 後半は宝ゲットの為について行っただけ。 宝を見た時の喜び様が異常。不二子らしいけど、小娘にしか見えず、魔性の女感は全くなかった。 ・出家した銭形 坊主頭が似合わず、声が年寄り臭い。 既婚者設定はいらない。 活躍はそこそこ。 ・墨縄紫 「いい子」「五右ェ門にとってのクラリスだ」と高評価が多いが、真面目に見ると終始ウザキャラにしか見えなかった。 ルパンにとっての命の恩人であるクラリスとは違い、五右ェ門にとっての命の恩人という訳ではない。 回想シーンがどうにも恋愛少女漫画。 見ていて胸糞悪かった。 冬場の回想で着てた「M」と描かれたセーターがものすごくダサい(笑) また石川家も代々続く名家なのに、石川家に嫁入りせずに五右ェ門を婿養子として向かえようとしていて「お前何様なんだよ」って思う。 存在がルパンの世界観に合わないだけでなく、状況や人の気持ち等を考えて行動しない場面が多い。 良かれと思って行動しているのだろうが、ただ、自分が良い思いをしたいようにしか見えない。 大した能力を持たない役立たずのくせに、好きな人といたいからって金魚の糞みたいに五右ェ門に勝手について行く。 おまけに、自分が足でまといになっているという自覚はなし。 五右ェ門に「じゃあ(感謝してるなら)感謝の印ちょーだい」とキスねだりをする姿が厚かましくて、ものすごくイライラした。 ルパンの制止も聞かずに五右ェ門を止めようと突っ走って怪我をした挙句、ルパンに謝罪していない。 修行に行こうとしている五右ェ門を引き留めようとする気持ちは分かるが、五右ェ門の気持ちを無視しているようにしか見えない。 命に関わる危険な経験をしたのに、何も成長していない。 結局、修行に出ていった五右ェ門に対して「待っててあげないからねー!」と上から目線な発言。ホント何様のつもりだよ。 ルパン達の味方とはいえ、終始ウザくてイライラした。もう二度と登場しないで欲しい。 ・墨縄爺さん 孫が壺の代わりに人質にされた時は、孫より壺と財宝を優先した薄情な爺さん。 孫の命がかかってるのに、壺や財宝という「たかが物」を守る為に、孫の生還を諦めていた。 一応、ルパンサイドの人物だが、風魔一族を懲らしめる為だけに安全装置の鍵穴を撃ち壊すという暴挙をやらかした。 銭形に非難されても仕方ない程のクソジジイっぷりである。 ・風魔一族 ボスの容姿がヤ〇ザや大仏にしか見えず、忍者の末裔に見えない。強敵ではあったが、紫を人質に取った辺りで詰めの甘い部分があった。 風見の最期がどうにもマヌケ。忍者にしても、組織のNo.2としても呆気ない最期だった。 ガクシャの扱いが風見以上に雑。 担当声優の中原茂さんの無駄遣い感半端ない。 手下達が忍者に見えないし、死体が映りすぎて気持ち悪い。 裏事情の全て クズなスタッフのいい加減で幼稚な対応のせいで、山田康雄さんとモンキー・パンチ先生が仲違いをしてしまい、そして和解することなく山田さんは・・・ スタッフ達が風魔の公開後に謝罪したという情報が1つもない為、作者やキャスト陣を冒涜しているとしか思えない。 「キャスト一新のニュー・ルパン」とは何だったのだろうか(笑) ハードボイルドがルパン三世の売りなのに、銃撃シーンが少なく、喫煙シーンに至っては1つも描かれていない為、ハードボイルド色がない。 紫の存在のせいで、少女漫画臭が強すぎる。「はいからさんが通る」みたい。 せっかくの良い所も、悪い所のせいで全て台無し。 とても傑作とは呼べない。

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