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ルパン三世 風魔一族の陰謀

ym

3.0

薄い脚本。アドベンチャーゲームみたい。

30年前に一度見た感想。 ラピュタ直後の1987年製作だが古臭さは否めない。80年代後期の作品にも関わらずやってることが古臭い。当時流行していたパソコンゲームの宝探し物のアドベンチャーゲームをプレイしているような感覚だ。インディジョーンズの影響なんでしょうけど、スケールが小さい。いや、スケールの大きさと面白さは比例しないので、単調で意外性のない脚本に問題がある。 問題視されている声に意外と違和感は少ない。聞いてるうちに慣れてしまうが、 作品が面白くないので、責めても仕方のないことだ。むしろ山田康夫じゃ無くて正解。このスケールの物語にはふさわしい。TVの30分もので収まる話だ。 ヒロインの声、ラピュタのシータの声に似ているのも気になった。似ているけどちょっと違う・・みたいな。 当時宮崎の師匠に当たる大塚が手掛けるというので、カリ城の再来を期待されていたが、出来上がった作品は大きくパワーダウンした劣化作品であったため、ファンの落胆も大きかった。比較対象がカリ城でなければ50点くらいの出来の作品。アニメーションの動きもよく動いているのだが、地味。 音楽BGMも、デジタルシンセDX-7の1台で作ったような硬質でチープな音だが80年代感は高い。当時のOVAにありがち。 最後のお宝、何もどんでん返しがなく、ただの金ぴかの城でしかなくがっかり。そのまんまやん!って。意外性がないのだ。むしろ城のトラップの幻覚催眠ガスの方がお宝ではないのか?成分を分析して兵器として売り込めば大稼ぎできる。不二子はそれに少し気付いたみたいな節もあったが・・。どう考えても金塊より文化遺産、観光資源としての地下のお城の価値が高いだろうと。今の土木技術なら、何なく埋まった金塊を発掘できるだろうと! PCのアドベンチャーゲームならこれでOKなのだろうが、映像作品ではぬるすぎる。もっとどんでん返しが必要なはずだ。ヒロインが実は風魔の黒幕でハニートラップに引っかかっていただけの五右衛門とか、そういうのなにもないよね。 当時欧米の文化にあこがれていた日本人に、和風アクションも受けが悪かったと思う。何で日本の田舎なんだよと。 最後に風魔一族のモブ忍者が、罠でやたら残酷に死んでて、見てて気分が悪い。 宝探し物は、当時全盛期迎えていた菊池秀行のトレジャーハンター矢頭大のエイリアンシリーズをアニオタはみんな読んでいたと思うので、見劣りしてしまうぞ。

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