ロックよ、静かに流れよ
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(8件)
- der********
3.0点
どストレート、王道の青春映画。地方都市の男子高校生4人組を主人公に、ケンカと友情、淡い恋、オートバイとアルバイト、理解のない教師と支えてくれる大人たち、そしてロックバンドの結成から初コンサートまでが何のてらいなく描かれている。 「バンド、やりてぇな」「バンド、やろうぜ」。 高校生バンド映画で忘れられないのは、『リンダ リンダ リンダ』。あちらは女子高生たちのドラマだけど、こちらはジャニーズの現役アイドル男闘呼組の4人が主人公。原作がある作品の映画化にあたって男闘呼組を主人公に据えたことは正解だったと思う。演奏場面もリアルだが、何よりも素晴らしいのは4人がナイーブで不器用な青春群像をみごとに演じ切っていること。 4人がともに過ごしたかけがえのない1年間……。暮れなずむ初夏の夕暮れの河原。工場跡に並ぶ廃車のボンネットに寝転んで見上げる秋の星空。彼らのイメージどおり硬派一本の映画化と思いきや、こうした抒情あふれるシーンが味わいを深めている。特に粉雪ちらつく初冬、誕生ケーキのロウソクの最後の1本を「3人」で吹き消すシーンは、出色のでき。 現在よりも、おそらくはずっと単純な毎日を送っていたであろう80年代初期の高校生たち。『少年ジャンプ』的な「友情・努力・勝利」という生き方は、現実のものとして彼らのすぐ隣に存在していたのだろう。スマホやネットなど便利グッズを手に入れた代わりに、複雑な人間関係や息が詰まるような日々を送らざるを得なくなった現在の高校生と比較することはナンセンスなことだろうが、常に変わらない根っこの部分は昔も今も同じ。しかし、都合よく進みすぎる展開には、やはり落とし穴が待っていた。ああ、それにしても人が一人も死なない青春映画って作れないのだろうか。
- hir********
5.0点
題名がいいよね。 そう言えば、高橋一也、「ラーメンガール」で、唄ってました。 俺も高校時代、川勝ってヤツがいて、 そいつがギター小僧で、俺にパープルやZEP、果てはイエス、キンクリまで教えてくれた。 「**ちゃん、パワーあんだからさ、ドラムやれよ、ボーナムになれよ!」 顔を見りゃ、そんな事言ってた。 越中島のスタジオに籠って、みんなで、川勝のギターに合わせて、 適当に演奏していた。もう一人、ギターの長谷川ってヤツが入って、 そいつが、ベースや、ドラムスも担当していた。 キーボードは川勝の妹が担当した。 何をあんなに夢中になって夜中まで演奏していたのか? 俺は「アナーキーインザUK」とか、「ゴッド・セイブザ・クィーン」が、 ガナレりゃ良かった。 川勝は、高2の秋にバイクで事故をおこし、 20時間、雨の道路にほっとかれて、死んじまった。 背中にに背負ってたギブソンのギターと共に・・・ 高3の最後の学園祭で、ドラムスとベースを入れて、俺達は川勝の好きだった 「ハイウェイスター」と「ハートブレイカー」(グランド・ファンクの方)、 「フリーバーズ」の3曲を、演奏した。 ステージにギブソンを置いて・・・ あれから、長い月日が流れ、 長谷川と川勝の妹は、結婚し、二人の子供はもう高校生だ。 この間、久し振りに会って、当時の録音テープを聴いた。 川勝が、いい加減な俺のドラムスに、声を掛けていた。 「いいよ!**ちゃん!その調子、ロックは気持ちが入ってりゃいい!」 俺はその日、川勝の使っていた古びたピックをもらって帰った。 ロックよ、静かに流れよ・・・・ 今でも、この映画を観ると、川勝を想い出す。
- min********
4.0点
お気レビのtenguさん、どうもありがとうございます。 必殺に対する想いが同じ方はとても有難い存在です。 今回は以前tenguさんもレビューされてました『ロックよ、静かに流れよ』です。 この作品はレンタルが始まってからすぐに借りて観た記憶があります。 ジャニーズの男闘呼組主演ということでちょっとスクリーンでは・・・ってのはありました。 しかし、その内容は自分達の青春時代であり、友情と簡単に言ってしまえない関係に涙したものです。 私はずっとバンドをやってまして、組んでは解散ってのを繰り返してました。 30歳頃にブラスセクションを入れたバンドを組みました。 しばらくして、私がトランペットも吹けるので、それを活かすためにもうひとりギタリストを入れました。 それが、カズトです。 彼は学校は違いましたが私と同じ年齢ですぐに打ち解けギターパートの割り振りも、相談しなくても『ここは俺、ここはお前』って感覚がありました。 そのバンドはかなりライブやパーティーのお誘いがありまして、毎週のようにライブやってました。 ただ、私が自分の中でそのバンドで消化不良気味になりまして、脱退しました。 でも、メンバーとの交流は続いてました。 昨年、カズトは肺癌になりました。 色んな治療を受けてました。 昨年の夏にカズトを見舞いに言った時に『俺が元気になったらまたバンドやろう!』 それが、私が見たカズトの最後の笑顔でした。 今年、1月3日、カズトは永遠の眠りにつきました。 ・・・・カズト、俺もそのうちそっちに行くから、ギター弾こうな” カズトを思い出す時、俺はあいつが好きだったサンタナの曲を弾きます。 あの頃を、思い出しながら・・・・
- wwd********
4.0点
これは、ストーリーもなかなか良いですが 当時大ファンだった男闘呼組が出演の映画だったのでビデオも購入して、何度も観ました(笑) 成田君の『みねさ』高橋くんの『とんだ』岡本くんの『しゅんすけ』 前田くんの『とも』 みんなそれぞれ個性があって良かったぁ。 『みねさ』は特にかっこよかった。 当時中学生の私の青春のひとつです。(*^_^*)
- dia********
5.0点
ネタバレ私の宝物
このレビューにはネタバレが含まれています。
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