ここから本文です

デイズ・オブ・サンダー (1990)

DAYS OF THUNDER/GIORNI DI TUONO

監督
トニー・スコット
  • みたいムービー 46
  • みたログ 1,572

3.46 / 評価:485件

回帰

  • э¢υι さん
  • 2013年8月24日 2時20分
  • 閲覧数 1362
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

トニー・スコット監督が亡くなって1年経過、という事で追悼企画。
トニスコ映画を全部観る。

なんやこれ、オモロイやないかい!

・・・と、何度も観ておいて、改めて思ったw

いや、もしかして今までで一番面白かったかもしれん。

トニスコ映画を時系列で観てるってのもあるんだろうと思う。

前観た時は、トニスコが亡くなった直後の追悼だったから、
余裕もなかったしなぁ。

今回は久々に本作を気軽に楽しんだわけだけれど、出来は凄まじく良いと思った。
今になってあれやけど。

元々エンタメからは程遠い作風だった監督が、
トップガンでエンタメの手法を得て、
ビバリー・ヒルズ・コップ2でユーモアと何より映画全体のテンポ、リズム感を得た。

本作はそこで得たものを融合しつつ、カーレースという新たなテーマに挑んでいる。

実はカーレース映画ってのは不作なジャンルだと思ってる。
カーアクションはあっても、スポーツとしてのカーレース映画ってのはなかなかない。

その中で本作は、数少ない成功例と言うか、個人的には本作を超えるカーレース映画を観たことがない。
カーレースっていうスポーツ映画として、唯一の成功例だと思う。

ストックカーレースっていう題材も良かったんだろうと思う。
オーバルコースは迫力もあるし、シンプルで分かりやすく、ダイジェストしやすい。

それでも、本物を使ってのこの迫力ってのは、恐らくCGでは超えられない。

本作のレース映像を、現代監督は学んだ方がイイと思う。
はえーんだよ、兎に角。

現代の映画は、シーンを見せ過ぎている感がある。
レース映画としては、見えないくらいの映像が、速さを演出する。

トニスコは、あえて見えないくらい速い映像を撮っている。
見えないが、色は分かる。色で状況が分かってしまう。

簡単なことのようで、これに気付いて演出するセンスってのは凄まじいもんがある。

画家だなぁって思う。この辺りのセンスは。

どれだけCGが飛躍的に進化しても、生の映像に叶わない。

トニスコ曰く、「年取った母親でも、CGの映像には気付く」って話してたけど、
まさにそうなんだよね。なんか違うんだよね、どれだけリアルでも。

CGは否定しないけれど、生の映像ってのがやっぱすべてにおいてのベースになる。
俺ら目は生の世界を捉えるわけだから。

生の映像の撮り方に卓越してるからこそ、CGってもんは活かせるのかもしんない。

カーレース映画ってのは、そもそもカーレース自体が生の迫力で人を楽しませる分、
CGに頼る事は逆に難しいのかもしんない。

その中で、CGが無かったころに作られた本作は、生の映像でレースの迫力を出すにはどうすればいいのかを、兎に角考えられている。

その上、ビバヒルで培ったユーモアで笑いを誘い、トニスコ映画のこれまでの作品と比べても、キャラの立ち方も良い。

製作がドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーに戻ったのが何より大きかったんだろうと思う。

もう一度、原点回帰。

トニスコ流のエンタメの形を形成した。
これまでの作品で培ったものを、見事に形にしていると思う。

トップガンの焼き増し???

なんや目瞑って、耳塞いで映画観とったんかい!って話やわな。

映画自体の完成度はトップガン撮った頃より飛躍的に成長している。
培ったものを、次の進化に繋げているのが分かる。

本作は個人的に不当に評価が低いと思う。

大抵、口開けば"王道がどうの"って話しかしない、チン毛みたいな評論家気取りしかおらん。
王の道の楽しみ方すら知らん禿げは、自分の論理でオナりながら憤死したらええねん。

王道も、作った人間がおるっちゅー話やわ。
最初から王道があったわけちゃうで。
王道になるほどのぶっとい道を誰かが作った。それは誰やろなって話。

客観的に観ても、本作の出来は悪くないどころか、完成度は高い。

ユーモアのセンスで最後まで惹きつけ、レースシーンの臨場感は他に類を見ない。
多い登場人物のキャラ立ちもよく、最後まで物語は楽しめる。
映画全体のテンポもよく、音楽の使い方が洗練されている。

減点が極めて少ない、レース映画の中では最高峰に位置する傑作だろうと思う。

ちょっとアツくなったけど、正直、本作の評価は完成度の割には低すぎると思う。
まぁトム・クルーズの映画っていう時点で、思い込みに近い妙なレッテルがあるのかもしれん。

ただ、トム・クルーズも段違いの存在ではあると思う。カッコいいわ。今見ても。
そしてニコール・キッドマンは反則的に可愛すぎる。

ロバート・デュヴァルやマイケル・ルーカーっちゅー面子も渋い。
減点がほんと少ない完成度の高いえいがやね。

特にレース映画としては、並ぶものなき傑作だろうと思う。

あらためて、面白い。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 勇敢
  • セクシー
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ