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ダウンタウンヒーローズ

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4.0

<思いっきり蛮カラ 呆れるほど純情>

昭和23年の愛媛松山、最後の旧制高校を舞台.学制改革を翌年に控えた最後の旧制高校生の生活を生き生きと描いた。旧制高校生たちの恋や友情などの青春群像を描く。  映画「ダウンタウンヒーローズ」は、「夢千代日記」「花へんろ」などで知られる脚本家、早坂暁が旧制松山高校時代を振り返って書き下ろした自伝的小説を、同年代の映画作家である山田洋次が映画的に脚色し、ドラマ化したものです。  物語は、松山高校の寮生活者たちの奔放な生活ぶりを追って展開します。志麻浩介(中村橋之助)は、『県女のマドンナ』と噂される房子(薬師丸ひろ子)と知り合い、片思いに身を焦がします。そんなある日、文化祭の演劇コンクールに「理髪師チッターライン」の出し物で参加しようと計画をまとめた寮生たちは、アガーテ役として房子に白羽の矢をたてます。 浩介の必死の説得で房子を主演女優に迎えた一同は演劇コンクールで大成功をおさめます。この舞台で演出家をつとめたオンケルは房子に恋をして、結局、手痛い失恋のために学校を去っていきます。 また、ある時、逃亡してきた遊郭の娼婦を、学生寮に匿うことになった1週間は、一同にとって笑うに笑えない珍事、難事がもちあがります。 そして1年後、松山高校は愛媛大学となって、寮生たちは全国に散っていくわけですが、彼らにとってこの短い学生生活は永遠に忘れられない体験であり、赤々と燃える青春そのものでした。 「地味そう」と思ったけど、その中に爽やかさがあって秀作。 1963「悪太郎」 1966.「けんかえれじい」で描いている昭和十一年頃の学生硬派気質 1970.「嗚呼!!花の応援団 」 1991作「シコふんじゃった」     これらの作品で描かれている学生像と比べると世相がどれほど変わっているかが分かる。

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