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将軍家光の乱心 激突 (1989)

監督
降旗康男
  • みたいムービー 20
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3.53 / 評価:91件

反骨精神とアクションあふれる,異色時代劇

幕府の時の権力者が、将軍の世継ぎ子の命を狙うが、腕に覚えのある浪人たちがそれを救おうとする。カネのためではなく、理不尽な権力への反感からのようだ。・・・(与党)国会議員でさえ時の権力者になびく人が多い2010年代の日本とは、違う雰囲気です。

もちろん幕府(老中)は大量の刺客や侍を投入し、しつこく攻撃してくるので、守りきれないかもしれない。その恐怖と、浪人たちの必死の対抗戦術(素晴らしいアクションを含む)が、エイリアン映画以上に強烈な、この時代劇を生み出したのです。CGがない時代なので、全て体を張っての演技のはずです。

黒幕の老中を、松方秀樹さんが演じて、松方さん=「遠山の金さん」に慣れている眼には、とても新鮮です。

内容はフィクションですが、幕府の指令に諸藩が従っていたというのは、江戸時代の一面でしょう。最終手段は、「お家おとりつぶし」だったと言われる。この映画が作られた1980年代の日本では、江戸の封建制度、武士の身分的支配について、今よりもっと暗く、批判的な見方がなされていた。もしかすると、当時、ソ連共産主義の最後の軍事的攻勢に対抗した、教科書統制や防衛予算増額など自民党の右寄り政治に影響されて、降旗監督が力を込めて作ったのかもしれません。その後の映画では、『カムイ外伝』や『桜田門外の変』が同じトーンで、同じくお勧めです。

詳細評価

物語
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