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文学賞殺人事件 大いなる助走

pip********

2.0

筒井康隆の映画化は難しい。

筒井康隆の同名小説の映画化。鈴木則文監督のギャグセンスが意外にも筒井ドタバタをうまく再現しており、例えば山城新吾(純文学文芸雑誌の編集者)が話しながら興奮して泡を吹く場面や、佐藤浩市が禁じられていた土下座をしてしまったためにパーティの出席者全員が土下座を始める場面など、結構笑える。 しかし、特に後半は原作にあったような破壊力に欠けるのは残念だ。やはり実在の権威ある文学賞相手に気が引けたのだろうか。 筒井康隆文学の映画化は難しい。結局は「時をかける少女」に尽きるのだろうか。どこかのアホな人が「トラブル」を映画化してくれるのを待っているのだが。

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