226
- bar***** さん
- 2017年10月7日 20時52分
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- 総合評価
226。二・二六事件はほとんど知りませんでした。ただこの頃から、軍事勢力によるテロリズムが活発になっていったということだけは、どこかの本で読んでいます。
意外に評価が低くてびっくりしました。確かに、演出はくどいですし、前半はドキュメンタリーチックで楽しく見ていたものの、後半からは青年たちの悲哀を描いた個人ドラマになっていって困惑したのも事実です。
昭和初期の歴史は、さまざまな文脈で読み解いていかなくてはならないことは分かっています。まとまった見解など述べようがない、特殊な時代であったことは明白です。さまざまな思想、さまざまな権力機構が絡み合っている中で、当時の状況を正しく知るためには、まだいくらか時期を経ねばならないのでしょう。
この映画はとある見方を強要してきません。そこは親切な作者の気持ちが伝わってきます。しかし、事件の全体像や歴史的背景はまったく伝わってきません。これは青年ドラマであって、ドキュメンタリーではないのが、やや残念であったところです。
あとさっきも言いましたが、演出がくどいです。しかし正しく作っているシーンもあります。おそらくいろいろな事情があったんだと思います。残念です。
詳細評価
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- 恐怖
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