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226 (1989)

THE FOUR DAYS OF SNOW AND BLOOD

監督
五社英雄
  • みたいムービー 21
  • みたログ 241

2.77 / 評価:86件

キャストは豪華で映像も美しいが

  • stu***** さん
  • 2019年7月4日 16時00分
  • 閲覧数 346
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

五社英雄監督作品ということで観ました

すごい豪華なキャストたちに
ワンシーン一つ一つがとても
美しい

226事件がどのような出来事か
詳しくは知らずに観ましたが
なるほど、正義だと思っての決起が
逆に逆賊の汚名を着せられ、
最後はああなるのかという結末

物語的には非常に描きにくい
映画だろうと思う、それは
結末ありきの時代劇だからだ

五社英雄作品にしては失敗作の
部類にはいるのだろう

かなり金がかかっている映画で
ラストエンペラーの路線を狙ったで
あろう映画226

あの問題プロデューサー奥山氏の
手掛けた映画なのではあるが、
松竹映画らしからぬ内容と
中途半端なストーリー展開に
せっかくの豪華キャスト、スタッフも
ただただもったいないのひとことに
つきる

千住明氏のスケールの大きい音楽は
最高だが、やはりどこか
ラストエンペラーの影が見え隠れ
するのはなぜか?

ラストエンペラーの公開が1987年で
226の公開かその後の1989年だから
奥山ジュニア氏の思惑があるよう感じた

226という事件を簡単に見ると、
貧困にあえぐ一般市民を助け、
政府に巣食う政治家を殺して、
天皇中心の内閣を目指した
青年将校のクーデター未遂事件らしい

愛国主義の思いとは裏腹に、
軍部内部の派閥争いと、
軍人ならではのヒエラルキーには
どうしても抗う事ができなかった
ような気がする

中途半端なクーデター未遂事件で
終わってしまった226事件
難しいところだが、政府を転覆
させるには徹底的にしなければ
無理だろう

明治維新を目指したのだろうが
大義名分と政府を転覆させる理由が
弱かったような気がする
一般市民の支持をえられない革命は
やはり無理なのだ

死んでいった将校は無駄死にだったと
思わずにはいられない

映画では死んでいった将校たちの
残した妻たちが少しだけ描かれているが
このあたりは五社英雄作品らしさが
ちょっとだけ見えたような気がした

結末を見たところで、
ふーん、それで?
という感情しかわかないのは
扱ったテーマが悪かったのか?
演出、脚本、プロデューサーが
悪かったのか?イマイチわかりかねるが
映画全体としては、お粗末な出来映え
だったと思う

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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