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ディレクターズ・カット JFK/特別編集版 (1991)

JFK: DIRECTOR'S CUT

監督
オリヴァー・ストーン
  • みたいムービー 71
  • みたログ 436

4.19 / 評価:94件

良くも悪くも3時間30分。

  • yus***** さん
  • 2015年11月28日 6時23分
  • 閲覧数 614
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジョン・F・ケネディ暗殺、当初はリー・ハーヴェイ・オズワルド単独の犯行とされた一連の暗殺事件を、ケビン・コスナー演じる地検の男が陰謀であると睨み、真相に迫っていく。DC版は実に206分という、アメリカ合衆国の闇を描いた超大作。

ん~ん…本作で語られる「ケネディ暗殺陰謀説」「陰謀に関わった人物」「合衆国政府やCIAの具体的内情」等は、こちらのレビューでも沢山の方々が評論なさっておりますので、そちらをご覧いただければ、と。

まず、私はケネディ暗殺に関して、オズワルド、彼を殺害したルビー、「魔法の弾丸」、ある程度の陰謀論等の知識しか持っておらず、本作でオズワルドを演じたゲイリー・オールドマンのファンでして、彼の出演している映画でベストは何か?というサイトでのランキングの中に本作のオズワルド役が載っていたので鑑賞したのがきっかけでした。

過去6回ほど鑑賞したのですが、初めて本作を観た印象は……とりあえず長い。笑
いや、実話を元にした、というか、陰謀論という可能性が消え得ないこの件において、「風化させてはならない」、ひいてはアメリカ合衆国の国民にとっての歴史書的存在にするというオリバーストーンの並々ならぬ熱意は感じるんですよ。
話自体も非常によく出来てるし、キッチリ証拠・証言集め、家族やチーム内との衝突、法廷でのシーンなど、一つ一つやっぱり抜かりないなぁ、と。

ただ、私個人はケネディというかつてのアメリカの英雄に尋常ならざる思い入れも無いですし、本作を観てgovernment(政府)に対しては常に疑いを持つべきだ!などという思想が芽生えたわけでも無いので、正直初めての鑑賞時は非常に「長いなぁ」と感じてしまいました。
言うなれば、日本人ではない外国人が、明治維新や新撰組を描いた2時間30分の映画をぶっ通しで見ることに近いでしょうか。笑

正直、それなりの覚悟というか、「206分」という時間をキッチリ受け入れて観るべき作品です(まぁ、軽いノリで「JFKでも観るかぁ」とはならないでしょうけどね。笑)。

いやぁでもしかし、主演のケビン・コスナー筆頭に、脇を固める名優たちも実に見事なお芝居をされていますね。
何度か見返していくうちに、206分という長い物語の中にも緩急がしっかり付く場所があり、構成が見えてくると更に本作を楽しめるようになります。

…とはいえ、ケネディ暗殺に造詣の深い方などには全てが重要な名シーンなんでしょうが、自分のようにケネディ暗殺にそれほど思い入れのない(語弊が生まれそう…)人間には、やっぱり横文字の容疑者がから次へと名が上がって、捜査を進めるというシーンが苦痛になる時もあるんですね。笑

でも、本作をフィクションとして、実話を元にはしているし、むしろノンフィクションな部分が大多数を占めてるんだけど、一つの映画として受け入れるリテラシーはこちら側にも要ると感じていて。
劇中、ギャリソン検事がトミー・リー・ジョーンズ扮するクレーを有罪に持ち込むことが出来ずに公判を終えたことに表れてるように、陰謀論すら確実なものと断定された訳ではないので、あたかもこの映画の存在が陰謀論の存在を証明付け得るものである、といったことにはならないでしょうし。

あくまでも論の一つとして、留めておくべきではないかと感じます。

ともあれ、役者陣のお芝居はやはり皆素晴らしいですし、お話の作りも素晴らしいですから、一見の価値は十分あります。

詳細評価

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演出
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音楽

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