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ファンシイダンス (1989)

監督
周防正行
  • みたいムービー 36
  • みたログ 850

3.63 / 評価:279件

古さのせいではありません

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2021年5月11日 0時11分
  • 閲覧数 85
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

公開当時は大ヒットし、各種メディアでも話題にもなったのを覚えていますが、私は公開当時すでにこのロボットみたいな動作、棒読みの台詞、ぜんぜん笑えないギャグ、等には10分で嫌気が差したのを覚えています。
 同じ鈴木保奈美さんでも2年後の「東京ラブストーリー」では今見ても号泣せずにいられないような自然で感情のこもった演技をちゃんとしているわけで、だからこの不自然な作風はこの映画が古いせいでは決してありません。ひとえに周防監督の趣味のせいです。

 イケメンアイドルのイメージをかなぐり捨てて、剃髪してマヌケな坊主役を熱演した本木君の大胆な演技を絶賛する声は今でもあるようですが。
 当時はそれなりにアイドルの剃髪姿は衝撃的だったか知りませんが、今では美髪が売りの女優さんだって役柄上必要とあらば坊主頭にする人はいくらでもいます(「ヒロイン失格」の桐谷美玲さん、「チョコリエッタ」の森川葵さん、等)。
 今時この程度の演技に大胆さを感じるのは、いまだにシブがき隊のイメージでしか彼のことを見てない年配の人たちだけじゃないでしょうかね。

 さらに、この映画の禅寺の描写は偏見で満ちあふれていて、ちょっとでも本当の禅寺の様子を知っている人が見たら、あまりの侮辱的な描写に抗議文を送りたくなるぐらいです。
 この映画は禅寺の修行をパワハラ監督のシゴき合宿と完全にとりちがえています。座禅中に「警策」(竹棒)で修行者を打つのは、修行者がタルんでることに対する刑罰では決してなく、修行者が自分の心のゆるみを正すためにみずから望んで打ってもらい、打たれた後は感謝する行為です。

 公開当時と違った目で見たら何か美点を発見するかなと思って見返しましたが、やっぱりどこをどう見ても不愉快で腹が立つ映画でしかありませんでした。私にとっては、ですけど。

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