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宇宙の法則 (1990)

監督
井筒和幸
  • みたいムービー 3
  • みたログ 35

2.53 / 評価:17件

「ヒーローショー」を観る前に・・・

  • tengu3711 さん
  • 2010年5月28日 23時39分
  • 閲覧数 954
  • 役立ち度 24
    • 総合評価
    • ★★★★★

さて、明日から、気になる邦画がまたメジロ押し!

「春との旅」も観て無いうちに、「座頭市」「ヒーローショー」、

そして、「ハート・オブ・ザ・シー」の錦織監督の「レイルウェイズ」もあります。

中井貴一を、久し振りにスクリーンで観たいねぇ・・・・

そんな怒涛の作品群の中でも「ヒーローショー」は、

すでに観ているレビュアーさん達のレビューによると、

かなり「バイオレンス」な作品になっている様で、

「パッチギ!」の爽快さとは、無縁なのだろうか?


そこで、俺が、初めて井筒さんを「あれ?」と思った作品。

「宇宙の法則」

今までのケタタマシイ作品群とは、一風違った、「乾いた雰囲気」の映画だった。

アメリカン・ニューシネマの洗礼を受けた井筒さんにとって、

「死」は日常に無造作に転がっているモノだった。

乾いた死生観・・・・生あるものは、あっけない「死」も受け入れねばならない・・・


「ガキ帝国」の場合には、荒々しい中に、ふと忍び込む「死」であったが、

この作品では、なんて事ない、淡々とした日常の中に、突然、訪れる「死」であった。

ラストの兄嫁のセリフ、


「みんな、大丈夫かなぁ・・・・」


生者必滅・・・・この映画の主人公に唐突に訪れる「死」

この、「死」の描き方に、当時、非常に感銘したのを憶えている。

昨日、笑顔で別れた奴や、朝、笑って出て行った人が、

今日の夜には、棺の中だったり、意識不明でベッドに横たわっていたり、


「死ぬ事」って、実は、いつも、すぐ隣に存在している事で、

人はそれを、忘れて生きてるだけに過ぎないんだよね。

「死」は劇的でもないし、大袈裟なものでもない。

日常の延長・・・・その事を語る、この映画。

井筒監督・・・なかなか、いいなぁ・・・と思った。


登場人物全員が、所在なげで、ドコか浮ついていて、不安げだ。

だが、ソレこそが、この作品の最大の「狙い」なワケです。

「宇宙の法則」・・・実は人生も、その一つに過ぎない・・・というお話。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • 知的
  • 絶望的
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