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少年時代 (1990)

監督
篠田正浩
  • みたいムービー 80
  • みたログ 362

4.00 / 評価:143件

そりが合わない

  • nqb***** さん
  • 2016年11月19日 11時27分
  • 閲覧数 2492
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦時中、東京の少年が富山に疎開して、地元の小学校に転入します。ガキ大将で級長の武との危うい愛憎入り混じった感情を丹念に掬い上げた作品。
とてもいい作品だと頭では理解しています。井上陽水の曲もラストシーンにマッチしていますし、武と進二の別離も余韻があっていい。でもオイラはどうにも監督の篠田正浩とは相性が悪いようだ。
 ものすごく違和感を感じる部分がある。東京からの荷物が隣町かなんかの駅留めになって取りに行く場面。事情を知った武は自転車を借りてまで進二を助けに行きます。隣町の少年たちとは縄張り争いがあり、不用意に縄張りに入るとボコられるらしい。先月武達の縄張りに入った隣町の少年を武がボコったのでその仕返しに進二が狙われるというわけだ。駅に荷物取りに行っただけでしょう?それで理不尽に殴られなくちゃならないってなんだよと思った。この場面、武が進二を助ける“いい場面”としてしか描かれていない。正直観ていてムカムカした。逃げる途中で荷物は放り出してきてしまう。荷物はどうなるんだろうとハラハラしていたが、武のセリフのなかで「荷物はあきらめろ」としか触れられない。進二もさして荷物のことは気にかけていない。わざわざ取りに行った荷物そう簡単に諦められるのか?それに武にしたって進二が話してくれる話のネタ本だろう、中身は。だったらもう少し執着しないのかってことが気になった。
 駅に荷物を取りに行くだけで理不尽に取り囲まれ殴られる状況が、“少年時代のほほえましい縄張り争い”的な描き方しかされていないことに腹が立った。すくなくともこの異常事態を観客に違和感持たせないくらいの説得力のある演出しなくてどうするんだよ。それまで全く伏線もないんだぜ。このような理由で篠田正浩は好きになれない。

詳細評価

物語
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