上方苦界草紙
100分
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- kih********
4.0点
苦界と書いてクガイと読むのだそうだ。この映画の世界がそれらしい。 ―― 苦界(1)〘仏〙苦しみや悩みの多い世界,すなわち人間世界。(2)〔「公界(くがい)」を「苦海」の意にとって〕遊女のつらい境遇。遊女の世界。公界(くがい)(Web版 大辞林 第三版)。 遊女の「つらい」境遇なんてもんじゃない。惨めだ。憐れだ。 河原の舞台?で、姉妹が三味線を演じ、一人が脚を広げて、客?が小銭を投げる。河原に散った銭を拾い集める座長? 三人が三人、それぞれに惨めで憐れだ。 客?は必ずしも女の股間を楽しんでいるのでもなかろう。他人の惨めさをを楽しんでいるのではないか。他人を辱しめる快感があるのではないか。それで、小銭を投げ乍らどっかに安堵感を確認しているのではないか。最も惨めで憐れなのは、河原に集まる男たちではないのか。 あぁいやだ、いやだ。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。
基本情報
タイトル
上方苦界草紙
上映時間
製作国
日本
製作年度
公開日
-
ジャンル