できごと

ACCIDENT

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できごと
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(4件)

セクシー22.2%知的22.2%かっこいい11.1%不気味11.1%不思議11.1%

  • じゃむとまるこ

    5.0

    むっつりスケベのインテリ。

    ストーリーはYahoo!さんの解説にある通り、ちょっとサスペンスめいたところから始まりますが、たいして面白くもありません。 なにが面白いかというと英国インテリの表の顔と裏の顔、小心で狡猾、卑小なプライドと嫉妬心、エゴ、そんなものをねっとりとした嫌らしさでみせてくれます。 それがめっぽう面白い。 以前から見たかったジョセフ・ロージー監督作。 この方、アメリカから赤狩りで英国に逃れた帰化した人、英国人ではなかったので余計に矮小化して見えてくるものがあるのではないかと思いました。 まあ、一筋縄ではいかない監督であり、その心理描写は、鋭すぎて面白すぎる。 演じるのはもちろんダーク・ボガード、こんな人物を演じるのはこの人しかいません。 オックスフォード大学哲学科教授、超インテリです、目をかけている学生は貴族。 TVで人気の同僚教授に表面何食わぬ顔で嫉妬心むんむん、紳士の表面を取り繕いながら妖艶な留学生(ジャクリーヌ・ササール)を虎視眈々と狙う、彼女と貴族学生との仲を取り持つも心は悶々と諦められず、その上彼女はとっくにライバル教授に寝取られている。 それでもなお獲物はものにしたいという欲望をひそかに抱き、彼女の色気に心ときめく、そのあたり、変に男の純情さとしたたかさが入り混じって絶妙です。 良い夫であり良い父である表の顔、しかし飽くなき欲望が水面下で蠢き、表面は波風一つ立てない立派な紳士。 特別腹黒いわけではない普通の人間の一面を肥大化させて描いているところに、嫌らしくも説得力があります。 ボガードさんは脚の美しさに定評があるのですが、オックスフォード大学構内を颯爽と歩く姿はとても美しい♡ 英国上流社会の人間像を醒めた目で描き、皮肉が強烈に効いています。 ラストシーンはどう解釈すべきかわからず、何度も観ましたがやはりわかりませんでした、どなたか教えていただきたいです、冒頭のシーンにつなげる演出かなとも思うのですが。 ロージー&ボガードの映画は『召使』、異色作『唇からナイフ』(アクション映画であり共演は何とモニカ・ヴイッティさんですよ!)、などもぜひ観たいのですが機会がありません。 ダーク・ボガードさんと言えばヴィスコンティ役者さんというイメージですが、『愛の嵐』『ダーリング』などどの作品も一筋縄ではいかないもので、妙に気弱で、陰湿なエキセントリックさを持ち、しかも上品でセクシーという、実に複雑な人物像に嵌る役者さんなのです。 ダーク・ボガードファンなら好きでたまらなくなる映画、彼の代表作の一本だと思います。 【余談】清純派の青春映画でブレイクしたジャクリーヌ・ササールがこんな妖艶な女(と言っても学生)になっているとは、多分ファンはがっかりしただろうと思う、日本人好みの女優だったが、本作では全く違っていた)

  • kor********

    5.0

    ネタバレ壊れて、壊れて、壊されて、壊れて~♪

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • coc********

    4.0

    似非紳士

    幸せな家族に恵まれ、紳士的で真面目そうな主人公のオックスフォード大学哲学教授スティーブン(ボガード)の見せる、腹黒い一面。相手の状況を瞬時に把握し、恩を売って自分のしたいようにするその狡猾さにびっくりさせられます。 自分の浮ついた心に後悔を見せ、「愛してる」なんて妻に懺悔するシーンも出てきますが、妻が出産の為に里帰りしたら「今がチャンス!」とばかりに早速行動。事が終わって空虚感を漂わせていたかと思ったら、次に訪れたチャンスを見逃さず、ガッツリとものにするそのしたたかさ。 そんな何とも言えない似非紳士をダーク・ボガードが演じると、見事に陰と陽を併せ持った人物が描き上がります。オスとして行動するのに倫理なんて関係ないと言わんばかりに、哲学教授は自分の中の獣を生徒である学生に見せつける。欲情したり、葛藤したり、ダーク・ボガードが見せるその崩れて行く中年男性は、綺麗ごとでは収まらない人間的な魅力に溢れています。

  • fbx********

    4.0

    イギリス時代のロージー

    傑作を連発していたイギリス時代のロージー。 とにかく、内面描写が凄い。息をつかせぬ演出は 赤狩りで追われたアメリカへの反骨心か。 どこか、反権力、反道徳みたいなとこもあるけど、私の読み過ぎ? ある評論家が言っていたが 「スピルバーグやルーカスが黒澤に傾倒しているのは、 彼らが当然映画を見る年代に、 ロージーのような優れた映画監督がアメリカで 映画を撮れなかったことに起因している」 と言っていたが、まさに卓見。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

カンヌ国際映画祭第20回

審査員特別グランプリFIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞

基本情報


タイトル
できごと

原題
ACCIDENT

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
-