泣きぼくろ
113分
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- sev********
5.0点
知ってる人が非常に少なくてとっても残念な工藤栄一監督の傑作映画。 原作は安部譲二のこれまた知ってる人が少ない「泣きぼくろ」という同名の名作小説。 同じ原作から「ネオチンピラ 鉄砲玉ぴゅー」という高橋伴明監督の名作Vシネマが生まれています。 原作の使い方が両監督とも上手だなと思ったのは原作全部を映像化していないところです。 「泣きぼくろ」は原作の前半部分を、「鉄砲玉」の方は原作の後半を使っています。 だから両方見て貰えれば分かるのですが全く違うテイストの作品になってます。 つまり原作の良い部分をふくらませて映像化している。 せっかくの原作を削ってちじめて映画にしようとしているパターンが多すぎると思う。 この作品を見習って欲しいと思ってしまいます。 この映画で山崎努さんと木村一八さんが演じている役柄を「鉄砲玉」の方では宍戸錠さんと哀川翔さんが演じています。 工藤監督が凄いな、と思うのは木村一八が実にいいのです。 最近こんな具合にヤンチャ坊主的役者を扱うのが上手い監督が少なすぎて、若くてアクの強い俳優がどんどん少なくなってる気がします。 話は、母を訪ねて三千里、チンピラバージョン。 何じゃそりゃ、と思わんでください。おもしろいですから。 映画を見てつまらないときは、何でつまらんのか言葉がポンポン浮かんでくるのに本当におもしろい時ほど言葉が出にくいのはどうしてなんだろ。 悔しいかな今の私には騙されたと思って見て下さい、としか書けません。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。