ご挨拶
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)


  • hir********

    5.0

    第2話、市川準監督、「佳世さん」について

    第1,3話は忘れたのだが、第2話の市川作品だけは憶えている。 市川準監督は、むしろ、こうした短編の方がアッテいたのではないだろうか? 冒頭、荒川沿いの葛飾の街の俯瞰から始まるこの物語。 下町のさりげない日常が、淡々と描かれていて、観ていて心がなごむ。 かつてから、私は京成線一本で終わる人生に憧れていた。 例えば、押上から曳舟までの区域の世界で、人生を過ごせたら、 さぞかし幸せだろうな・・と思っていた。 渋谷や新宿なんて、ごみごみした街など行かずに過ごせる人生。 この「佳世さん」に出てくる主人公はまさに、その人生。 京成小岩から、堀切菖蒲園までの区域です。 休みの日に行く書道教室の、窓の外にも、京成の赤い電車。 葛飾に生き、葛飾に死ぬ・・・・何と理想的な人生。 物語の最後に、ちょっとしたサプライズが有ります。 「なあんだぁ・・」と、思うと同時に、 この主人公って・・・・ 市川準監督と、私、誕生日1日違いだったんですね。 同じ東京生まれ、どこか共感できる監督さんでした。 どこにでもいる普通の人の、普通の日常を、 こんなに素敵に、優しく撮れる監督は、もういません。 「クレープ」や、この作品なんかは、何十回観ても飽きない。 街と、そこに住む市井の人々を愛した市川準監督。 改めて、無くなった穴の大きさに気付きました。

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