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ご挨拶 (1991)

監督
寺田敏雄
市川準
モモイカオリ
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3.86 / 評価:7件

第2話、市川準監督、「佳世さん」について

  • tengu3711 さん
  • 2009年6月16日 4時34分
  • 閲覧数 396
  • 役立ち度 14
    • 総合評価
    • ★★★★★

第1,3話は忘れたのだが、第2話の市川作品だけは憶えている。

市川準監督は、むしろ、こうした短編の方がアッテいたのではないだろうか?

冒頭、荒川沿いの葛飾の街の俯瞰から始まるこの物語。

下町のさりげない日常が、淡々と描かれていて、観ていて心がなごむ。


かつてから、私は京成線一本で終わる人生に憧れていた。

例えば、押上から曳舟までの区域の世界で、人生を過ごせたら、

さぞかし幸せだろうな・・と思っていた。

渋谷や新宿なんて、ごみごみした街など行かずに過ごせる人生。


この「佳世さん」に出てくる主人公はまさに、その人生。

京成小岩から、堀切菖蒲園までの区域です。

休みの日に行く書道教室の、窓の外にも、京成の赤い電車。

葛飾に生き、葛飾に死ぬ・・・・何と理想的な人生。


物語の最後に、ちょっとしたサプライズが有ります。

「なあんだぁ・・」と、思うと同時に、

この主人公って・・・・


市川準監督と、私、誕生日1日違いだったんですね。

同じ東京生まれ、どこか共感できる監督さんでした。

どこにでもいる普通の人の、普通の日常を、

こんなに素敵に、優しく撮れる監督は、もういません。


「クレープ」や、この作品なんかは、何十回観ても飽きない。

街と、そこに住む市井の人々を愛した市川準監督。

改めて、無くなった穴の大きさに気付きました。

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