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シコふんじゃった。 (1991)

監督
周防正行
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  • みたログ 2,151

3.92 / 評価:638件

映画と相撲の相性

  • 仙台っ子 さん
  • 2011年9月9日 12時42分
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

相撲という競技は、人間同士がほぼ裸体でぶつかり合うスポーツである。
土俵上で2つの肉体が躍動し、勝敗を超えたドラマが生まれる。

映画だって同じことだ。
俳優の身体が躍動し、演じる役柄に人間の血が通っていると観客に思わせる作品こそ、いい映画と呼べるのではないか。

そういう意味では、相撲と映画は案外相性がいいのかもしれない。
普段はあまり馴染みがないかもしれないが、誰が見ても単純明快なルール。
そして、人間同士が至近距離で心技体をぶつけ合う、迫力のある画。

国技という側面もあるが、本作は相撲をスポーツとして捉えることで、学生の青春物語から生み出される、ストレートな感動を伝えることに成功している。

各キャラクターの配置も絶妙で、それぞれが有機的に働き、1つの物語を見事に形成している。
人と人が出会い、互いに関係を持つことで、何らかの反応を引き起こし、成長していく。
そのプロセスに無理がないからこそ、自然に物語にのめり込んでいくのだと思う。

本作は弱者のサクセス・ストーリーでもあり、青春映画でもあり、さらに本来相撲が持つ魅力をも引き出している。
暑苦しいイメージのある相撲界に、爽やかな風を吹かせた秀作である。

詳細評価

物語
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