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シコふんじゃった。 (1991)

監督
周防正行
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3.92 / 評価:638件

“ユートピア論” 構築の妙☆

  • Kurosawapapa さん
  • 2012年10月10日 8時03分
  • 役立ち度 21
    • 総合評価
    • ★★★★★

フランスの詩人、ジャン・コクトーの相撲についての一説から始まる本作。

『 力士達は、桃色の若い巨人で、シックスティーン礼拝堂の天井画から抜け出してきたような、類稀な人種のように思える、、、 』

この冒頭で、周防監督は、
リアルな世界からトンッと1段階変化させ、ユートピア論を展開していく。

スポ根ものでありつつ、コミカルで、リリカルで、空想的。
「Shall We ダンス?」にも通じる監督ならではの世界観構築の妙。

非現実的であっても、見る側は自然とこの世界に染み入ることができ、
それゆえ、見ていて素直に笑い、感動が湧いてくる。


・バストショットで短いカットを連ねた会話シーンの小気味良さ
・スポーツものの快哉パターン、その王道を外さない巧み

そして、特筆すべきは、やはりピタリとはまったキャスティング
・モックンの清々しさ
・竹中直人の爆笑演技
・2人にスカウトされる田口浩正の哀愁

裸の肉体にまでこだわり、最大限個性を活かした配役が、見事に功を奏している。


プロレスのような相撲があったり、女性が土俵に上がったり、
相撲関係の方が本作を見ると、苦言を呈してしまうかもしれませんが、
そこはユートピア論。

見始めた本を、「あー、面白かった!」パタッ!と閉じることのできる、
そんな作品☆

自由・独特な空間を作り出す周防監督の手腕、
見事です!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • コミカル
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