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修羅の伝説 (1992)

監督
和泉聖治
  • みたいムービー 10
  • みたログ 30

4.00 / 評価:14件

死しか待っていないヤクザの美学と諸C侠道

  • yv3******** さん
  • 2014年5月31日 8時30分
  • 閲覧数 1126
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

レビュータイトルに記載したそんな役どころに旭さんを使うなんて許さないわ!と思っているファンもいると思うが、よーく考えてみれば、職権乱用でテメエの女房の恐喝事件をもみ消したり、税金使って競走馬買って女の名前つけたりするカタギが横行している現代ならば、そんな奴らより極道の方がよっぽどマトモだと思う。違法で自分らがヤクザだと自覚してるからね。生活は安定してるけど、政府の理不尽なピンハネによりもらいが少ないサラリーマンから見れば、この映画の主人公は十分にヒーローなんじゃないか?とそこんところに目敏く目をつけたのが本作品のコンセプト。やくざ映画では、ラストシーンの主人公の殴り込みシーンはよくあるが、その際、たとえ惨殺されようとも、観客の心の中では主人公は、勝利している。彼は勝者として死んでいる。しかし、和泉聖治の『修羅の伝説』では主人公よりも監督が思いを入れた小林旭は、敗者として男の最後の意地をかけて死しか待っていない、敗者の、実に「敗者らしい敗北」に殉じていく。娯楽性だけの取るに足りない題材を、ここまでの高質の映画に撮った和泉聖治という映画監督の力量に、僕は感銘を覚え、又彼の映画を観たくなる。

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