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おろしや国酔夢譚 (1992)

監督
佐藤純彌
  • みたいムービー 18
  • みたログ 213

3.35 / 評価:65件

家路

  • lily さん
  • 2007年7月29日 23時21分
  • 閲覧数 725
  • 役立ち度 23
    • 総合評価
    • ★★★★★

1782年。
船が難破し、カムチャッカに漂流した男達の
厳しく残酷な長い戦いを描く。

地球が丸いことさえも知らなかった男達は、
ロシアに生きながらもロシアに同化せず
ただただ日本に帰って畳の上で死にたいと願う。
日本に帰ることのためだけに生きることを無駄に生きていると感じ
“生きるために生きること”を選ぶ者、
神にすがりキリシタンになることで日本へ帰る道を自ら閉ざす者、
病気で死ぬ者、仲間はどんどん減っていく。

櫛風沐雨。
寒さ厳しいシベリアを転々とし、
10年弱もかかって帰って来た鎖国中の日本はそんな彼らにとても冷たく…
死罪になるとわかっても、なんでこんな国の土を踏みたいのか、
そんなに畳っていいか?
ラストシーンの文字を見なかったら
こんなアホな歴史のある日本に生まれたことを恥じていただろう。

ロシアで目にし、耳にしたことを祖国日本に伝えたいと
大黒屋光太夫が何冊ものノートに書き綴った日記。
当時誰よりも日本を愛し、誰よりも日本人だった男。

白っぽい画面上で、縦書きの白字の字幕は見にくい。
それだけが残念。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 勇敢
  • 絶望的
  • 切ない
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