まあだだよ
3.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(55件)


  • le_********

    2.0

    エンタメ性に乏しく、言葉の羅列と台詞の応酬が目立つイッヒロマン映画

    監督・脚本・編集:黒澤明、製作:黒澤久雄、撮影:斎藤孝雄、上田正治、音楽:池辺晋一郎、主演:松村達雄、1993年、134分、配給:東宝 内田百閒の随筆を原案に、戦前から戦後にかけての百閒の日常と、彼の教師時代の教え子との交流を描いている。 昭和18年、ドイツ語教師・百閒先生(松村達雄)は、随筆家としての活動に専念するため学校を去る。その後も、先生の家には彼を慕う門下生たちが集まり、鍋を囲み、酒を酌み交わす。戦時下、先生の家は空襲で烏有に帰し、妻(香川京子)と二人、貧しい小屋で年月を過ごすことになるが、戦後、門下生たちの取り計らいで新居を構えることになる。・・・・・・ 当時観て以来、久しぶりの鑑賞となった。それほどに、もう一度観たいという衝動に駆られない作品である。 白黒時代の黒澤映画らしさは消え、『夢』のつづきに現れるべくして現れたような作品である。エンタメ性は消え、力強さや迫力なども消え、カメラを固定させ、長い台詞や台詞の掛け合いシーンが多く、長回しも多いので、義理にも楽しめる映画とは言えない。それでも、黒澤映画に一貫して強調される特有の「正義の押し付け」的主張は、本作品にも明確に見てとれる。 しかし、それにしても、監督が脚本を兼ねる弊害は、ここにも現れてしまっている。なぜ先生は、これほどまでに生徒にいつまでも慕われるのか、教え子たちは、なぜこれほどまでに先生に対し献身的なのか、新居での飼い猫「ノラ」がいなくなったときに、なぜ先生はそこまで悲しむのか、なぜ教え子は仕事を放り出してでも猫を探すのか、などなど・・・いずれも一定の想像ははたらくが、観客に想像させようと意図しているようなつくりではないので、言葉が泡のように噴き出ては消え、数珠つなぎになっているだけに終わってしまっている。 カメラも、長回しからちょっと寄ってみる、といった工夫もあるが、横に動いたりレールを敷いての撮影もないため、一本調子に終わっている。 本作品はすなわち、先生と教え子がこうあったらよろしいのに、先生と教え子はこうあるべきだ、といった理想を説く「教訓映画」に終始した映画であり、そこに多少の教養や当意即妙な会話を入れたに過ぎず、その笑いさえ強要され共感を呼ばず、全く、先生の心中を見るような作品ではなくなっている。 黒澤映画として観るから評価が低いが、一般の映画として観ればそうでもない、という論評も多いが、黒澤映画としての上記「一貫性」は維持されており、まさしく『乱』や『夢』のあとに出た黒澤作品として納得はいく。黒澤映画ゆえに、その一貫性や、「戦いの後のおだやかさ」を理解することができるのであり、その限りにおいて本作品は明らかに黒澤作品である。そして同時にそれは、映画としてのエンタメ性に乏しく、しつこいくらいの言葉の羅列とくどい台詞の応酬が目立つイッヒロマン映画に終わってしまったのもまた事実である。

  • 若林

    3.0

    わかる。

    2021/12/15(水)WOWOWにて鑑賞。 何度も見ているが途中で挫折。何回目かでなんとか鑑賞。 黒澤明監督の遺作だが評判は余り良くはない。それはわかる気がする。 内田百閒と弟子との日常が普通に描かれており黒澤明全盛の七人の侍やその他の活劇とは一線を画しているからだ。 でも作り手としてはいつもステーキばかりでは飽きてしまう。そしてこのまあだだよである。暴力も悪人もないそんな世界。最近見たノマドランドに似ている。 そんな訳で個人的には星5つだが黒澤明作品としては3だ。 黒澤明監督作品で一番と言ったら隠し砦の三悪人。七人の侍は長すぎる。でもどの作品も好きである。 追記 所ジョージのタメ語だけ気になった。

  • sno********

    3.0

    ネタバレ凡作、それとも一見の価値あり!?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ane********

    1.0

    他人の宴会をシラフで眺める映画

    他人の宴会をシラフで眺めることほどつまらないものはない。 見れば分かると思うが、話の大部分が宴会シーンで、それを結構な長い尺で撮っている。宴会の中で何か、事件等が起きるかというとそういうわけでもなく、昭和の宴会がただただ続いていくだけ。 宴会なので話の中身も大した話ではない。 それを延々と見せられる。 そもそも本作は内田百閒の随筆が元になっているので、小説のような起承転結もない。単に日常が綴られているだけ。 音楽もほとんどない。 「七人の侍」「生きる」「赤ひげ」等を撮った黒澤明である。撮ろうと思えば、もっと盛り上がる、エンターテイメントをいくらでも撮れるだろうに、何故最後にこのような映画をとったのかは謎である。

  • dev********

    1.0

    酷すぎる駄作

    これは酷い! 思わずレビューを書いてしまった。 今まで観た中で鎌倉ものがたり以来の駄作。映像は綺麗だ。

  • エル・オレンス

    4.0

    ネタバレ香川京子のベスト名演。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • eve********

    3.0

    破天荒教師と生徒たち

    いい歳したおっさんたちに慕われる頑固者の先生。昭和の空気が濃密。 第一回のまあだだ会のお祭り騒ぎに進駐軍のMPが呆れて笑いながら帰って行ったシーンは当時の日本人のささやかな抵抗を描いているのだろうか。 ラストの描写がよくわからないという意見もあるが自分もよくわからなかった。これまでの人生が映像のように見える、亡くなった人が現われる…等臨死体験についていろいろな話を聞くがこれもその一つなのかもしれない。ただ個人的には少年が夕焼け空を見上げるところで終わっても良かったのではと思った。

  • こうちゃんこ3

    1.0

    これが巨匠作品か

    一連の作品はコレクションとして保存している 何度も時間を置いて鑑賞している  残念ながら 本作品だけは その良さが理解出来ない 異常に笑ってばかりの演技進行も異様 細かな映像の造り込みも雑だし 宴会のトレインはまるで小学校の学芸会レベル 退屈以上に飽きて仕方がない 途中で消去してしまいました 黒沢監督において稀な駄作だと思います

  • あーちゃん

    5.0

    面白かった

    流石黒沢明監督。 一瞬たりとも観てるものを退屈にさせない。

  • amnotlisa

    1.0

    時間の無駄

    こんな映画見る価値有りません

  • おじさん

    2.0

    ネタバレこの映画を先生が見たらなんと思うだろう

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jir********

    5.0

    黒澤明理想の晩年

    監督黒澤明が老いるとはこういうことだよ、 というようなメッセージを発しているというよりは理想の晩年とはこのようなものだよ、というテーマのもとに描かれている作品のように思われる その中にリアリティも入れつつ 老人になるまで教師として社会貢献をして 人々から好かれている その中で怒る悲喜こもごも 中盤まで 一人で晩酌をしながら見たのだからはっきり言ってめちゃくちゃ面白かった 作品と自分がどうかしていく感覚があった なんていうか特別なふわふわした感覚 この雰囲気を醸し出すのは黒澤明レベルの 超一流の映画監督ではないと出来ないのではないかという達人の技を見た気がした 物語を楽しむというよりは 作品の雰囲気やその裏に隠されたもの 何度も噛みしめると言う楽しさの方向性のものであることは間違いない

  • dow********

    5.0

    私は好きです

    始まりと終わりのシーンが全てを物語る。大それた事件や物語、キャラクターを期待する映画ばかりが映画じゃない。猫を探すことや教え子のお節介、何でもない日々のことを刻々と描く映画があっていい。それが人生であり、美しさなんだと思います。商業的に考えれば、中々度胸もいるはず。それでも制作してくれた黒澤監督。素晴らしい映画だと私は思います。

  • kou********

    2.0

    巨匠の晩年の夢もの語り

    そもそも先生と弟子達の信頼関係が出来上がるまでの過程をはしょってしまっているので映画を観ている観客は完全に蚊帳の外である。 他人の宴会を宴会場の外から覗いている感じ。 戦中、戦後の激動の時代にいなくなった飼い猫の猫さがし? 弟子たちは一人も戦災に合わなかったのか?みんな身ぎれいだし、ただ先生の家がボロ屋になった程度。 いったい黒澤監督は誰に向かって、何を観せたかったのだろう? 歳をとって枯れるということはこうゆうことか。そのことだけはよく解った。

  • きむらおだお

    3.0

    面白くはない

    愛される人物とその教え子たち。 世界の黒澤が描きたかったのは、金儲けや打算と対極にある幸せに生きて死んでいく人生、だったのだろう。 とても難しく、映画として成功したかと言われれば、けっして肯えないが…。 淡々とした、小津安二郎の系譜にある映画だとは思いました。

  • ken********

    4.0

    百閒文学が好きかどうかで評価が変わるかも

    私は内田百閒の随筆が好きで、ほとんど読んだことがあったので割と楽しめましたが、もし読んでいなかったら前半の宴会シーンで鑑賞をやめていると思います笑 この映画の見どころは間違いなく後半です。 男はつらいよでもおなじみだった、故松村達雄さんの演技がいいですね。

  • qq5********

    2.0

    勝手に盛り上がってる感

    先生が言葉を発するたびに周囲の男たちは大喜びで顔を見合わせ拍手喝采するのだけれど、確かに先生のお話は味があるものですが、先生のすごさがわからない私は置き去りにされた気分でした。貧しくて着た切り雀でも年を取っても美しい所作の奥様はお手本にしたいと思います。たかが猫がいなくなったことで周囲を巻き込んであれほど大騒ぎするのが理解できないので、「ノラや」を図書館に予約しました。

  • pok********

    3.0

    宴会での酔っぱらい親父トークが長い!

    ヒューマンドラマとしてはまあ、普通の出来。 「先生」も魅力はあるのだが 子弟達にあそこまで好かれるのを 理解する為のシーンがない。 もう少し引退する前の 教師時代の部分を 丁寧に描いたら良かったのでは? あんなに親父達の宴会シーンに 時間をさく必要あったのかな? 前半は何度も見るの途中で 止めようかと思う程・・・。 後半はそれなりに見れたけど。 本当なら☆2だけど 自分は猫好きで猫の 部分が良かったのでおまけの☆3。

  • bpp********

    3.0

    黒澤コント

    過剰な音楽や映像演出がないコント。一軒家が空襲で燃やされて隣に超小さい掘っ建て小屋のシーンは直球ストレートのベタなギャグで笑いましたがこれノンフィクションなんですねw 主役の先生の言葉巧みなペーソツで愛くるしい演技が全ての映画。正直みんなで一斉に笑うシーンや全力投球で楽しく踊ったり歌ったりするシーンは過剰演出で寒く感じる部分はあるのが残念。

  • 普段オラトリュフを!

    4.0

    ネタバレ「先生」が面白い

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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