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病院で死ぬということ (1993)

監督
市川準
  • みたいムービー 19
  • みたログ 77

3.86 / 評価:21件

病院で生かすということ。

  • ねじまき鳥 さん
  • 2010年10月14日 19時56分
  • 閲覧数 1148
  • 役立ち度 21
    • 総合評価
    • ★★★★★

正確に言えば、病院で「死ぬ」とわかってて「生きる」こと。
そして「生かす」側を、淡々と描いている。

入れ替わりの激しい病室。
寂しい病室。

突然日常から引き離されありあまる時間。

ありあまっているのに、たまに医者や看護士がきてくれるので安心す
るやら、落ち着かないやら。


そう。
最近手術主体の医療ドラマばかり見て鈍ってたけれど、私達が病院に
いって見る世界の大半はそんな騒がしい場面じゃなく、きっとこの作
品が定点で見据えるような病室の穏やかな風景なんだろうなぁ。


治る実感と希望があるならともかく、良くなるためにいるはずの場所
にいつまでもとどまることへの苛立ち。
それでも患者の「生」のために奮闘する医療従事者側の苦悩。

そして告知。



映画のテーマがシリアスなだけに誤解を受けそうだけど、あくまで映
画の表現として。

この作品は歯がゆいほどに意味づけをせず淡々と描く。

正直その歯がゆさがつまらなくもある。


そして、逆にそれこそ周囲に同じ病気の経験がなかったこれまでの幸福
や、この作品を見てさえなお未だにいつか自分の身におこるかもしれな
いことだと思えないでいる自分の脳天気さの表れでもあるのかな。


ラストのほんのりとした色付きに素直に涙を誘われました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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