夏の庭 The Friends
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(27件)
- oir********
4.0点
メイキングを見れば子供たちに対してかなり細かい演技指導。こうしなさいと押し付けるのではなくあくまで子供たちに考えさせ自然さを引き出す演出。 崩れ落ちそうな古い家屋はそのように汚し演出を施し、草ボーボーの庭はいったん更地にした後草を全面に植え込み、大きな欠け込みのあるブロック塀も新しい塀を建てた後にわざと壊したりと、相当な手間とお金をかけているのが理解できる。 それらは他の作品メイキングでも窺い知ることのできる相米監督流。 そういった経緯を知ってなお相米作品はなかなか肌が合わず、芳しい印象を持つことが少ないが、本作「夏の庭」は非常にわかりやすく素直に共感できるものでした。 原作ありきということで大きくストーリーを外れることなく、相米ファンタジーは細かい部分に止まったのが個人的に良好に作用。 見始めからしばらくは訝りながらの様子見でしたが、三国廉太郎老人が子供たちを受け入れ、庭草むしり、家屋整備と見違えるようにきれいになる過程はこちらも清新な気分に。 戦争での一家皆殺しの辛い体験談や、別れた奥さんとその孫とのエピソードなどが物語に深い陰影をもたらす。 そしてラストエピソードによって子供たちが当初、老人に対して興味を抱き近づくに至った「死」の問題を直接肌で感じることになる場面は普遍的な共感を呼び起こす。 総評四つ星 いい作品でした。
- jag********
3.0点
著者はこの監督に本作を書くか相談して出版された名作なのだが 映画化はこの監督、この脚本家に任せたのは失敗だったと思う。 時代も古いから子役のクオリティも低いし 一番許せないのは、子供たちとおじいさんの感情の吐露や気づきを ちゃんと表現せずに視聴者に投げ捨ててるところだ。 映画化してエンタメ度が増すどころか、本作未読の人に読む気を失せさせた気がする。 もう年数もたったし、忠実にリメイクもしくはドラマ化してほしい。
- ffg********
3.0点
リアリティーが無いように思ったのは、私だけでしょうか?
- おすむすだん
5.0点
昔、地上波NHKで夕焼の車窓に少年がカバンに坐り足を組んで空を飛んでいるようにみえ、幻想的な不思議なかんじがして、そのまま引き込まれて観た。三国蓮太郎が出ていた。この映画を観たいと思っていた。レンタルビデオを借りて25型テレビで観て泣いて、なるほど、脚本は田中陽造、死の深淵、ぞっとするような面白さ。そして42インチVIERAで、観て、二年後くらいにBS-NHKで放送されたのを見て、画質がよく、景色の向こうの隅々まで見えて、さらに、面白かった。また泣いた。この作品は、1994年制作。阪神大震災は95年。相米愼二も三国蓮太郎もこの世にいない。わたしにとって大切な作品。
- kos********
4.0点
この映画の原作を読んでいます。昭和の香りのするストーリーです!
スタッフ・キャスト
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