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午後の遺言状 (1995)

監督
新藤兼人
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3.83 / 評価:88件

二大女優の丁々発止の演技など予想外の魅力

  • sol***** さん
  • 2021年2月15日 19時21分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

あらすじからはとても興味が持てず、しかし新藤兼人監督作品ということで視聴スタート。

軽井沢の別荘に訪れた老女優:杉村春子と別荘管理人:乙羽信子の二人のやり取りがメイン。
そこに杉村の友人として痴呆気味の元女優とその夫である能楽奏者の老夫婦が加わるという図式。

乙羽信子の娘が実は杉村春子の亡き夫:津川雅彦の子というエピソードにおける、二大老女優のやり取りが非常に小気味よくさすがと唸る他なし。

元女優と能楽奏者夫婦の「老い」エピソードはどうにも切ない悲哀に満ちた展開でありながら、どこかあっけらかんとしたお涙頂戴劇にしないところが新藤流というところか。おかげで微妙なカタルシスが生じながらさらっと気持ちよく見終えることが出来た。

新藤監督と来れば必然性のないヌードサービスと相場は決まっているが(笑)、今回は渓流で水浴びする場面に自然な美しさを感じ、率直にいいなと思ってしまった。他にも奇妙な結婚式でもヌード場面有り。

新藤監督、とてもいい映画でしたよ。4.6の五つ星

25年前の作品ということで、松重豊が若い若い笑


追記:ヌードの後付け解釈として、最初の滝つぼ水浴び場面は「枯れ行く老人と〝萌える”若さの対比」。生殖を象徴した舞いと奇妙な床入り儀式の場面は「命燃え尽きた老人と〝新しい命授かる”生命創造行為の対比」ということになろう。
こんな追記をしたのは「必然性のないヌードとは何だっ!!」と夢枕で新藤監督がお怒りになられたような気がしたから。笑

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